こんなのを目にした。
報告書のリンクも記事下にあったので読んでみた。
記事にも
COCOAアプリでは、Androidアプリでの陽性者接触が“通知されない”など、いくつかの大きな不具合や運用の課題も生じたが、
と記載されているが課題や問題点なども記載されている。
国の他のシステムでもこのような報告があったのかもしれないけど、このように目にしたのは初めて。ずっと動いているシステムは何か大問題でも無ければ報告書が出てくることも少ないだろうし、出ていてもニュースにならないだろう。
COCOAのポイントはすでに終了したという点にある。終了したので、問題も課題も不具合も赤裸々に書ける。特にCOCOAの場合は他国の先行事例はあるにせよ、COVID-19禍の中で突貫工事で動かしており、出た問題、残った課題、不具合などは全部今後の役に立つ。
面白いのはP21のグラフ下のコメントと表。
(参考)民間の主要なアプリでは、4,000 万件程度のダウンロードを達成するま
でには、大規模なプロモーションを行った場合でも3年以上の期間を要し、
プロモーションがない場合には 10 年近くかかる事例も見られる。
パズドラという名称はTV-CMで知ってたけど、正式にはパズル&ドラゴンズなのは初めて知った。
あと、費用も意外と安い。
でも、この規模のシステムでもポンと無くなるっていうのがすごい。今まで自分で担当して数々のシステムが無くなって来たけど、この規模は無い と思う。
無くなったシステムの元担当者としては、枕を高くして眠ることができるという利点がある。枕は適正な高さがいいのだが。やっぱり高さ調整できる枕はあった。あると思ったんだよな。
担当者から離れて引き継いだはずなのに夜中にたたき起こされるとか、システムが続いているとまれに多くある(どっちだw)。実際に何度かある。コレ(↓)とか。まあ、これに書いているようにオレも人の睡眠時間奪ってるけどなw
一方、あっさりと無くなったシステムでは現役時でも全くたたき起こされることは無かった。だって動いてからも不具合ZEROだもん。
ということで「新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)の取組に関する総括報告書」はなかなか興味深い内容なので、この手の仕事をしている人は一読して損はない。
オレは「ココアは長嶋バンホーテン♬」の世代。