ってタイトルに書いたけど、覚えているという以前に最初から知らない人のほうが多いか。オレは活用してたけど。
昔はTVやビデオデッキなどにEPG*1が無く、TVの番組表は新聞やザテレビジョンのような番組表雑誌が頼りだった。ビデオデッキなどのような録画機器が無いときは行き当たりばったりでTVつけた時にやってる番組を見るだけだったが、録画できるようになると見たい番組や録っておきたい番組を事前に知りたくなった。新聞のラテ欄は当日分しかないので、週刊や隔週刊の番組表雑誌を買うことが多くなった。今は知らないけど新聞にも後に一週分の番組表が週1で付くようになったが、新聞は毎日溜まっていくので邪魔だから番組表雑誌のほうが都合が良かった。
それに、当時録画してたのはNFLとかで、一度ミスると次回放映時間やカードがわかんなかったりするので、シーズンには番組表雑誌は必須アイテムだった。
Gコードはある時から番組表に載り始め、買い替えたビデオデッキにも機能が搭載された。今のEPGからの予約録画に比べるとまだまだ不便だが、チャンネル指定して日付指定開始時刻指定終了時刻指定に比べればかなり楽だった。
Gコード(ジー・コード、G-Code)は、アナログ放送におけるテレビ番組のチャンネルや放送時間を特定するための数字列をいう。テレビ番組の録画に利用された。
Gコードは、アメリカのジェムスターTVガイド・インターナショナル社が、コーデックで使用するために1988年に開発した。
(中略)
日本では1992年に、日本法人のジェムスター・ジャパン社から「ビデオ・プラス」という専用リモコンを発売した。ジェムスター・ジャパン社によると1995年時点での「ビデオ・プラス」の売上総数は70万台であった。
Gコードは4~8桁だった。よく使われる時間帯の符号は短く、早朝・深夜の番組では8桁になることが多かった。「1」や「2」などから始まる符号はゴールデンタイムの番組が多かった。
録画日・チャンネル・録画時間がどのようにしてコード化されるかはジェムスター社の企業秘密だったので、一般の利用者が自らの手でコードを作成することはほぼ不可能だった。
EPGが搭載されるようになって週刊番組表雑誌を買うことは無くなったし、コンビニや書店でも見掛けることが無くなった。置いていたとしても用が無いので視界に入らない。そもそも週刊誌を買う習慣が番組表雑誌だけでマンガ誌も週刊文春などのおじさん向け週刊誌も買う習慣が無いので視線が行かない。
で、EPGもちょっと調べてみたら、
電子番組表は1986年にアメリカで設立されたジェムスター社が開発した
またおまえかジェムスター。というか、なんでEPGの方が先なんだよ。どういうことだよ。
*1:電子番組ガイド