へー。弊社freeeは使ってるけど楽天銀行使っていないから知らんかった。お知らせ来てたのかもしれないけど。
【重要】2月24日17時頃をもって楽天銀行の法人・個人口座明細の取り込みを停止いたしますことをお知らせします。
— 【公式】freee (@freee_jp) 2022年1月24日
ご不便をおかけ致しますが詳しくは下記をご参照ください。https://t.co/UpwOH94Tnf
記事あった。
関係者によると「延長や再契約も視野に入れていたが、折り合えなかった」という。銀行はAPIの接続の回数などに応じて対価を得る。回数の算定方法や料金設定などは個別交渉が必要となる場合が多く、開放する銀行側とデータに接続する側との間でのせめぎ合いが今後も予想される。
こんな記事もあった。
半分以上の銀行が、完全に無償、または無償に近い料金体系です。例えば、アグリゲーションアプリがあれば通帳代わりになります。そうなると、これからの口座は通帳レスが実現でき、銀行もコストを削減できます。しかもデータを維持するのはアグリゲーション事業者のコストになります。APIを出しただけで、銀行のコストを下げられるという考え方もあるわけです。
ほかの国、欧州や豪州であれば、法的に無償でなければいけないとなっています。もともとユーザーのデータなので、アグリゲーション業者はユーザーの代行をするという考え方です。自分でインターネットバンキングにログインすれば無償なのに、アグリゲーション業者を通じてログインするとなぜお金がかかるのか? という考え方ですね。
日本の場合は法に「無償でなければならない」とは書いていないので、対応がバラバラです。ただしシステムコストがあることは認識しているので、当社がAWSにお金を払うように、支払うのは承知しています。どこまでというのが論点です。
コスト構造はこちらも分かっていて、単なるビジネス交渉なのですが、銀行によっては「コストはこれです。申し込みますか、申し込みませんか」とそれだけだったりします。当社も百数十行と個別に交渉する余裕はないので、どうしてもユーザー数の多いところが優先になります。
6月1日からデータが取得できなくなります、とアナウンスせざるを得ない事例は少なくとも一行以上出ると思います。
そういえば思い出した。2017年にこれ書いた。
銀行APIって2017年(おれが法務やってたころ)に努力義務化されたんだけど、利用契約の条文例きちんと読んだことなかったな。あとで読もう。https://t.co/O1d9qirszo
— 法務局 (@hohmukyoku) 2022年1月25日
エントリ探したらあった。
やっぱり日経BPは雑って話を書いている。
今回のfreeeと楽天銀行の場合は提携終了だからAPIはあったはずなので、こういうことかもな。
銀行API、当事者だったのでちょっと詳しいのですが、銀行によっては法外な契約・API使用料を求めてくる事があり、契約金も契約相手によって足元見てくる事もあります。使用料だけで部門単体で利益を上げようとする姑息な銀行も。スクレイピングでは取られていなかったので、今どこも頭を抱えてます。
— reisa (@kanreisa) 2022年1月24日