企業や役所などの組織内で、まだInternet Explorer使っていたら気を付けてねという話なんだが、弊社の場合も影響がある。
●WebブラウザとしてのIEは2022年6月で使えなくなる
上記の図や表の「ブラウザとしてのIE」は、単体で動作するWebブラウザアプリとしてのIE11を指している。そのサポートは2022年6月15日に終了する(以前は2025年10月終了だったのが前倒しされた)。
それ以後は、ブラウザとしてのIEの起動ができなくなる。IEの実行ファイルである「iexplore.exe」を実行しても、代わりにMicrosoft Edgeが自動的に起動するようになる、とのことだ。「サポートが終わってもこっそり使えるから大丈夫」ということは通用しない。これは重々踏まえておく必要がある。
おい。起動さえできないのかよ。
弊社の場合、法人向けインターネットバンキング、全部ヤバい。2信金、1行の口座があるのだが、全部クライアント証明書認証である。そのクライアント証明書の更新・ダウンロードが年1回ある。そのダウンロードはどの金融機関もなぜかIEじゃないと動かない。動かないというかブラウザチェックで撥ね付けられる。ほんとは通常の利用もInternet Explorer指定されてた気もするけど、そこはChromeとかVivaldiとかEdgeとか使ってる。
EdgeのIEモードって使ったことないんだけど、これでブラウザのチェック騙せるならいいけどチェック騙せなきゃ意味が無い。IEモードってUA変えてる?
●IE救済策の「IEモード」はOSと同じ期限までサポートされる
上記の図や表の「IEモード」は、Microsoft Edge内でIE専用ページを表示可能にする機能だ(詳細は後述)。ブラウザとしてのIE11のサポートが終わった後も、IEモードのサポートは継続する。IE専用ページを利用できるようにする、いわば救済策の本命といえる機能だ。
この他、「MSHTMLエンジン」「Trident」「IEコンポーネント」と呼ばれる、IEでWebページの描画などを担うソフトウェアパーツについても、IEモードと同様、Windows OSのサポート終了までサポートが継続される。