いろいろやってみるにっき

てきとーに生きている奴の日記

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中抜き

お風呂掃除30円で再委託の是非は問わないが、

togetter.com

 

コメント欄がひどい。「中抜き」連発であるが、その全てが誤用である。

 

中抜きとはこういう意味を持っている。

kotobank.jp

中を抜きとること。内部をくりぬくこと。また、そのもの。
商品の流通経路で、卸売など中間業者を抜かして生産者と小売業または消費者が直接に取引すること。「産直という名の—に問屋は打撃」(以下省略)

全部引用すると引用じゃなくコピーになってしまうので省略するが、残りの3番目4番目にもTogetterのコメントで使われている意味合いは無い。

つまりビジネスに対して「中抜き」という単語を使う時は2番目の中間業者を省略するパターンである。つまり誤用の「中抜き」は逆の意味合いである。中で抜くじゃなくて中を抜くのが中抜きである。

shikumika.com

卸売業の中抜き流通

 

では、誤用している奴らが使うべき適切な単語は「中間搾取」などであろう。誤用の「中抜き」よりは頭良さそうに見えると思う。

 

以前こんなの書いた。

shigeo-t.hatenablog.com

 

勝ち組・負け組の場合はすでに本来の使い方の状況が発生しないので、本来の意味と全く違う使い方されているのはある程度仕方ないと言える。

 

しかし「中抜き」は違う。今でも元々の意味が生きている。誤用は無駄なコミュニケーションコストが発生するので邪魔なんだよ。

 

同じように誤用されていて逆の意味で使われている単語に課金がある。文字通り金を課す=払ってもらう話なので払う話ではない。

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