ソニータイマー
一人暮らしになって一番最初に困ることになったのは朝の起床である。実家にいたときのように起こされることがないし、自分用の目覚まし時計を持っていなかった。というか部屋用の時計も無かった。
自分が買ったのはオーディオタイマーだった。これを20年近く使うことになる。一人暮らしで間もない金が無い時期には高い買い物だった。ソニーのPT-12Sである。今ならスマホがあるから、わざわざタイマーを買って朝に電源ONなんて目覚まし用には必要が無い。そういう意味ではお題としてお勧めするには適さないのだが。
当時は携帯電話もスマートフォンもないので写真を残していない。でもネットで探してみるときちんとまとめられていた。
まさにこれ。電光で文字がはっきり見える。時計部と電源部は離れているので時計部は枕元に、電源部は最初はラジカセ、オーディオ機器を少しずつ増やすにつれステレオに接続していた。夜寝る時に時間でOFF、朝の起きたい時間にONができる。
なお、今は目覚まし時計関係は全く使っていない。犯人というか犯にゃんはこの人である。朝というよりまだ深夜帯に起こしてくれる。何度でも。この頃はベッド脇から足や腕を突くという技を覚えた。乗ってきたほうが確実なのだがほとんどそれはない。
先にも書いたように今はスマホがあるのでオーディオタイマーを目覚まし時計代わりにすることはなく、お勧めするような#新生活が捗る逸品ではない。というわけで本題はここで終わり。
ではなぜこのエントリーを起こしたのか。それはソニー製品の話をすると湧く「ソニータイマーガー」というksみたいなやつらに腹が立っているからである。単にムカついているだけである。
ソニータイマーは都市伝説である。
どこで買った物でも大抵保証期間というものがあります。もちろん、ソニーにも1年間の保証が約束されています。購入者を安心させるはずの対処が思いもよらない噂に繋がることになるのです。
「ソニーの物を買うと保証期間が終了したと同時にトラブルが発生する」という噂が出回り、情報を調べられる近年では急速に認知されるようになったのです。
ソニータイマーが本当に実在するとしたら、何かしらのデータや証拠があります。しかし、裏付ける証拠やデータは何一つなく噂が嘘だということが分かります。
手広く製品を出している企業なので、耐久性が低い製品が全くないとは言い切れないけど、実際にソニータイマーと揶揄されるように保証期間が切れるやいなや(as soon asですね)故障した経験者がどれほどいるのか。
最初に書いたようにソニータイマーは20年くらい使ってた。さすがに20年くらい使うとON/OFFキーの接触が悪くなってた。電源が壊れたので使用を終了し廃棄した。ソニータイマーガーって言う奴らは実際にソニータイマー使ってたことあるのか?無いだろ。
その他のソニー製品も思い出してみる。
Hi-Band β
最終モデルのSL-200Dを持ってる。現在の家では箱から出していないが、2017年夏の引っ越しまでは完全に問題なく動作していた。
最初に買ったビデオデッキがNECのベータ機で1990年代に入ってからは調子が悪かったがVHSのデッキも持っていたこともありだましだまし使っていた。βが無くなるということで最終モデルのSL-200Dを購入。一度も故障なし。
Diskman
まずは車載CDプレイヤーとして使用していたDiskman。2台で約8年、修理は2回。もちろんいわゆるソニータイマーは発していない。不要になったcar diskmanは誰かにあげた。
社会人になって自分の車を持つようになり、音楽の購入方法もレコードからCDに。そうなるとわざわざかさばるカセットテープに録音するよりも、CDそのままのほうがいい。最初はSONYのDiscmanの結構いいモデル(なんかボタンが多かった)+純正カーマウントキットだった。テニスをやっている間、炎天下に数時間置きっぱなしが多いこともあり、調子が悪くなり2度ほど修理にも出したがcar discmanにチェンジ。car discmanに変えたのは平成になってから。
炎天下に黒い車の中に車載用じゃないモデルを置きっぱなしなので故障は仕方ない気もする。修理に出した理由は2度とも音飛び多発だった。
VAIO
ソニー時代のVAIO。VAIO C1初代、C1-XF×2、C1-MSX、X505。この中で壊れたのはC1-XF。C1-XFが2台なのは保証期間内に故障して修理に出した時に中古でもう一台買った。中古XFにデータを移し、故障XFを修理に出した。故障は確かディスプレイ系だったはず。
C1系とX505だったのはトラックポイント搭載だから。ほら、手は左右に1本ずつなのでトラックポイント状のPCじゃないと同時操作できないじゃない。キーボードとマウスを使っている人は手が3本あるんだと思ってる。
実はX505購入直後まで緩いBYODで使ってた。会社側も支給PCはありながらも私物黙認だった。X505購入直後に急に私物完全禁止になった。完全禁止なら多分X505は買ってない。このあと会社PCはなんとかあれこれ理由を付けてThinkPadをキープし続けることになる。
CLIE
SJ-33を2台持っている。この2台は故障したからではなくカラーバリエーションだから。ブルーとオレンジを持っている。
カラーバリエーションだからって複数台買ったのはCLIEだけ。確か青は中古。
CyberShot
DSC-P30、DSC-HX9V、DSC-RX100M3を持っている。P30は2002年秋、従妹の結婚式でハワイに行くので買った。小学校、高校と写真を撮って焼き付けまでを趣味にしていたが(中学時代はやってない)、暗室を持ち歩けないので実家を出てからは趣味の写真ではなくたまにレンズ付きフィルムを使うくらいだった。
FUJIFILM フジカラーレンズ付フィルム 写ルンです スタンダードタイプ シンプルエース 27枚撮り 初期モデルデザイン LF S-ACE SP FL 27SH 1
- 発売日: 2018/03/23
- メディア: Camera
HX9Vは2011年。朝の散歩に後述するαで出ていたが、猫を撮りにくいのでHX9Vを購入。買ってすぐ311だったので明確に覚えている。3月11日(金)に震災があり、3月14日(月)には広島出張だった。出張にも持って行った。
無事広島到着!(b^ー°)
— ꧁🐶꧂ (@shigeo_t) 2011年3月14日
http://twitpic.com/49bci7
RX100M3は冬の朝が暗いから2016年12月に購入。
どれも修理には出していない。HX9Vのズームがおかしい(ズームはするけどワイドに行かない)ので、きちんと使うなら修理が必要。でもおかしいのは去年気づいたので、9年以上使ってからの故障。ソニータイマーではない。
RX100系はいいカメラですよ。
α
本体はα300、α55、α7 IIを持っている。α300は2008年か2009年。画像を保存していたNASが飛んだし、はてなハイクは無くなったので時期が分からない。α55は発売直後なので2010年秋。α7 IIは2016年5月。
レンズはα300のキットで付属してきたSAL1870、Aマウントは購入順にSAL70300G、SAL1680Z、SAL16F28、SAL30M28、SAL1635Z。EマウントはSEL70300G。マウントアダプターLA-EA4、ストロボのHVL-F58AMを持っている。
故障したのはα55。
と思っていたが一連のエントリを読んでいるとα300とSAL1680Zも修理に出してる。詳細は記憶に無いんだが、α300は撮像素子に傷付けた(故障じゃない)。α55購入後に修理に出してる。
— ꧁🐶꧂ (@shigeo_t) 2012年2月10日
SAL1680Zは合焦しなくなった故障。覚えていないけど修理は2012年なので購入後1年ちょっとではない。
SAL1680Zが調子悪いんですよ。修理に出す間は写真を撮らないとか無いんで、この際買ってもいいかなー?
— ꧁🐶꧂ (@shigeo_t) 2012年2月8日
SAL1680Zの修理代が高かったでござる><
— ꧁🐶꧂ (@shigeo_t) 2012年2月25日
このツイートで思い出した。SAL1680Zを修理に出してSAL1635Z買ったんだったw
というわけでこの3点ともソニータイマーではない。
結論
購入できるソニータイマーは長持ちだし、保証期間切れ直後に壊れるという意味でのソニータイマーがあるというなら統計データを示すべき。