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てきとーに生きている奴の日記

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愛車遍歴 ―その4―

その4は5台目候補の絞り込みから。

 

 

保土ヶ谷の山の上の方に住んでいた2002年、まだ残業代を貰える役職だったことと残業時間が100時間くらいをキープ、ミニバブルが到来した。Audi A4は6年超、6万キロ超となりそろそろ車を変えてもいいかと思い始めた。

 

そこで候補になったのは2代目のマセラティ・ギブリ。

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おいWikiPedia、なぜナンバーが斜めってる写真を使うんだよw

 

ギブリにしようと思ったのは、そろそろイタ車乗ってみるかという軽い気持ちと、子供の頃から読んでいた北方健三の影響である。下記タイトルだけじゃなく、割といい感じでマセラティが出てくる。

傷だらけのマセラッティ (光文社文庫)

傷だらけのマセラッティ (光文社文庫)

  • 作者:北方 謙三
  • 発売日: 2009/06/11
  • メディア: 文庫
 

 最初、小説に出てくるビトゥルボを探そうかと思っていたのだが、製造が終わって時間が経ち程度の良い車が見つからない(中古車雑誌、ネット調べ)。そこで後継のギブリを探すことに。ギブリも製造終了していたが、まだビトゥルボよりは新しい。いくつか見つけた(中古車雑誌、ネット調べ)。

 

決してあぶない刑事の影響ではない。

あぶない刑事フォーエヴァ
港署の覆面車(TVスペシャル、THE movie共通の車両)
マセラティ・ギブリE-MG(青) 「横浜34た10-06」

 TVスペシャルは確実に見たし、劇場版も金曜ロードショーで放映されたら確実に見てたはずだけど。

 

そして仕事で自社から客先への移動中、ちょっと寄り道をしてマセラティ専門の中古車店へ。イタ車だし、壊れた時のことを考えると専門店のほうが部品の確保とか安心である。WikiPediaと同じ紺色のギブリがあった。早速試乗させてもらった。思い起こすと、車を買うのに試乗したのはAE86以来。クソ暑い日だったのだが、アイドリングが安定しない。確かにパワー感はあるけど、ちょっと走ってもアイドリングが安定しないのはちょっと怖い。あと燃費計が付いていたのだが、燃費悪いww。そんなわけで、試乗した車は諦めた。専門店ながらギブリの在庫はその1台。そのあとも雑誌やネットで探したが近くの専門店という条件に合致する車が見つからない。もともとそんなに日本に入ってきていないので仕方ない。

 

そのうち、イタ車乗るぞムーブメントが薄れてきた。見つからないためである。また、アルファ155、156はFFなので論外、ランチア・デルタインテグラーレはテニス部の後輩が乗っていたので対象外、フェラーリとかランボルギーニは高過ぎるし置き場所が無いとか、当時のイタ車はオレ的にはマセラティしか眼中に無かった。FFがイヤっていうのはかなり選択肢が少ない。

 

じゃあどうするかと考えていた時、ふとパワーアップしてみるかと思いがよぎった。Audi S4である。Audi A4 1.8 Turbo Quattroは150psと必要十分ではあるが、もっと速い車に乗りたい。そこで思い浮かんだのがS4。しかし、B6ボディはかっこ悪い(個人の感想です)。B5ボディ(オレのA4)のテールランプは車の中で一番好きな部分だったのだが、B6はここがいちばん嫌い。

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そんなわけで中古のS4を探すことに。認定中古車あっさり見つかったw。A4と同じシルバー。左ハンドル。6速マニュアル。低走行距離。購入時、すでに2003年になっていた。

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間違い探しのようにどっかおかしい車の写真を使わなければいいけない縛りでもあるんだろうか、Wikipedia。向かって左のヘッドライトウォッシャー壊れてるじゃんw

 

見た目はまさにこの通り。純正のホイールはA4のものよりも大径でカッコイイ。これも写真の通り。タイヤはまたまたミシュランパイロットシリーズ。リアのデザインはそれまで乗っていたA4 1.8TQと同じ。

 

A4で使っていたスタッドレス、そのまま使えるならキャリーオーバーしようと思っていたのだが、ディーラーに聞くと足回りのサイズがA4とS4で違うので使えないということだったので、A4に積んで下取りに出した。スペーサーとか噛ませれば使えるんだろうけど。

 

結局この車ではスタッドレスは買わなかった。雪が降ったら乗らない、それだけである。この2002年、東北新幹線が八戸まで延伸したのも大きい。当時、父はガンで入退院を繰り返していたが東北新幹線が八戸まで開通後、一度見舞いに行った。確か2003年5月。それはもう、大宮発盛岡着時代、上野発盛岡着時代、東京発盛岡着と比べると、便利さは格段の違いである。盛岡駅で乗り換えダッシュが不要。乗ってれば八戸に着く。ということで、冬は新幹線、それ以外は車という住み分けになった。

父が亡くなった時も新幹線で帰った。今晩がヤマという日、夜の新幹線で駆け付けようと東京駅で席に座ったところで亡くなったという連絡が来た。車じゃなくて良かった。

 

エンジンはV6 2.7リッターツインターボ30バルブで265ps。一気に115psアップである。1気筒あたり5バルブはA4 1.8TQと同じで同じ世代のエンジンである。

 

シートは革貼り。シートヒーターが付いていた。確かに冬場は冷たいのでシートヒーターは必須。

 

外気温計、燃費計などがメーターコンソール内にあったが、どんどんドット欠けが酷くなっていった。一度ディーラーに相談すると割といい値段するのであきらめた。

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この車では北は本州最北端や津軽半島最北端まで行ったが、東は東端に行っていないし、確か青森・秋田以外で日本海も見ていない。南は静岡・山梨くらいである。

 

この車は青葉区のディーラーで購入したのだが、車検や点検に出すときは車で行って自転車で帰ってくる。公共交通機関だと地下鉄+バスでちょっと不便だったのもある。当時、ルイガノJEDI-Sという今は探しても画像も出てこない折り畳み自転車を持っていて、トランクに積んで行って車を預けて帰るというのを繰り返していた。あるとき、トランクから出すのもディーラーの人がやってくれるというのでおまかせしたら、一人が自転車をトランクから出して通路に置く→他の車をディーラーの別の人が回送してきて自転車を轢くというコンボを見せてくれた。実際にはオレは別の場所にいて見てなかったんだけど。ディーラーが保険で弁済するということで、オレの自転車がJEDIになった。JEDI-Sはすでに販売終了。JEDI-Sよりも高いJEDIを手に入れたきっかけはAudi S4のおかげである。

ちなみにJEDIはフロントタイヤとハンドルが折り畳める。JEDI-Sはハンドルが折り畳み、そしてフレームが前後に縮むという違いがある。JEDI-Sは廉価版である。

 

買ってしばらくして、A4 1.8TQと同じ車庫だったのだが、A4はいたずらされたことなかったのにS4はエンブレム盗ろうとした痕跡や、なぜか後ろのナンバーの封緘をコジった痕跡があった。そんなこともあって、保土ヶ谷区から西区に引越し。今の住居の一つ前の住居である。車庫を近くで探すと、機械式しか無かった。機械式でもいいんだが、一番上というのは日当たりが良すぎて良くなかった。

機械式で、しかも古かったのでたまに故障するのも良くなかった。なんどか車を出せないとか車を戻せないということがあった。他の利用者が最後まで確認せずに途中で止めたままいなくなり、数日間入庫できないこともあった。

 

また、この駐車場は一方通行のところにあるのだが、標識が分かりにくくよく逆側から突っ込んで来る。それを警察が隠れて待ってるというのをよく見た。

  

そしてこのS4を持っている時、会社を謎の転籍で移った。人事交流が無い子会社間の異動である。厳密に言うと最初の所属企業が仙台の営業所を閉める時に、1人引き取ったということで厳密にはオレは2人目である。某大企業の子会社同士なのだが、最初の所属企業はある事業所の分離独立という出自、一方異動先はグループ外・親密先という形からグループ入りという出自で同じシステム開発会社ではあるがまるでカラーが違う。

 

異動先である飲み会の席、直属じゃない上司が車を聞いてくるので、何の気なしにAudi S4だというとそのあとオレの顔を見るたびにアウディアウディ言うのでうるせえ~ってなった。多分同じ感じになると思うけど、Ruf乗ってる人がポルシェ連呼されたらイラっとするだろうし、AMG乗ってる人がベンツ連呼されたらいやだろう。

 

オレもS4に乗ってるのに普通のAudiだと思われるのは心外である。

 

 そんなわけで車を変えることにした。やっぱり6年超乗って5万km超である。そういえば、この車は上に書いたドット欠け以外、特に問題は無かった。A4の時はウインドウ落ちたのにw

 

ピンボケだけど最後の写真は残っていた。買い替え、年末も年末2009年12月27日だったのか。もうちょっとでトータル66,666kmだったな。

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