前編ではダイハツ・コンパーノ、トヨタ・カローラスプリンター、いすゞ・ユニキャブ、トヨタ・スプリンターなどについて書いた。残りは3台。
大学進学して家を出た後も、ワインレッドのTE25スプリンター1400ハイデラックスが親父の車だった。大学在学中は確実にTE25は残っていたのだが、就職後はちょっと記憶が無い。というのも、遊ぶ金欲しさに就職して、車買えるようになってすぐに自分の車を買った。帰省の時、5月連休や夏休みなど車で帰省できる時には自分の車で帰っていた。親の車に興味が無くなったのでTE25後の1台は確実に覚えているが、それが直後なのかもう1台挟んでいるのか、乗用車が無い時期があったのか定かではない。
TE25後の覚えている1台は、E110系のトヨタ・スプリンターである。これは、ちょっと運転した。排気量・グレードは不明、色は白の4ドアセダン。5速マニュアルで4WDモデルだった。
なぜこの車を覚えているかというと、オレの3台目であるU12 日産・ブルーバードSSS ATTESA Limited(後期型) 4ドアハードトップを購入→母が免許取得→スプリンターを運転するも、「あの車ピュっと出て怖い」ということで、買って一年ちょっとでU12 日産ブルーバード 1.8XE 4ドアセダンに買い替えという経緯だったためである。
確かにオレが運転した時も、アクセルを軽く降んだだけで燃料ドバっという感じのチューニングだとは思った。そんなにパワーもトルクも無いエンジンだけど、マニュアルシフトなんでそんなことはしてくれなくても良かったのだが。
U12 日産ブルーバード 1.8XE 4ドアセダンの購入はモデル末期の1991年だと思う。後期モデル、紺のメタリックで落ち着いた感じの車だった。
母の免許取得(40代)により、親父の車っていうか母の車という感じになったが、ブルーバードも長く乗る車になった。ブルーバードは何度も運転したが、自分のブルーバードよりもはるかにパワーが無いけど、まあ問題なく走る車だった。というか、バブル期に開発のE100系はもったいない感じはしたけど、同じくバブル期開発のU12ブルーバードはヘタなコストダウンをやっていない分金が掛かったいい車である。
4ドアセダンということもあり、ボディの剛性感は4ドアハードトップのオレのブルーバードよりもはるかに良かった。内装もスポーツモデルではないので落ち着いた感じ。
親父はというと、母がブルーバードを使うので(軽トラとかは運転できない)、軽トラやトラックなどで動くことが多かった。あと、番外編的には長らくSR500(確か1980年頃に購入)に乗っていたので、どうしてもトラックやバイクじゃだめな時以外は単独の移動時にはブルーバードは使っていなかった。
バイクは前編で書いた板ガラスを積めるスーパーカブ号を除くと、数台乗ってた。ホンダ・ダックスは覚えている。私有地内でちょっと動かしたりはした。
自転車競技の役員をやっていて、先導車をやるんだということで何台か入替ながら持っていた。その最後がSR500で、亡くなるまで持っていた。覚えているのはスズキでGT250、
その後、ヤマハのRD250かRD350に乗ってた。
自転車競技の先導車は八甲田などで国道に自転車のロードレースをする際に自転車に先行して走るもの。細かい話は聞いてないし、一緒に行ってもやること無いので帯同したことは無いのだが、自慢は「白バイの奴ら、下りで自転車に負ける。だからオレが先導するんだ」w頭おかしい人である。GTとかRDとか白バイに使っているような750よりも圧倒的に軽いから、ブレーキングを考えれば確かに有利かもしれないけど。オレには「おまえは危ないからバイク禁止」って言ってたくせに。なお、男ばかりの3兄弟の中で、兄はバイクに興味なし、オレは興味あるけど禁止、弟は高校時代から乗ってた。
話を車に戻す。しばらく自分用の乗用車が無かった親父、オレがU12 ブルーバードから次の車に買い替えの時、そのディーラーでは値段が付かないということで今みたいに買い取り専門店とかが盛んならそこに持っていったんだろうけど、ちょっと個人的バブルだったこともあり、
親父に「オレのブルーバードいる?」って聞いてみた。貰うよということだったので、通常の帰省時期でもないのに、雪は絶対降らない時期(10月)なのに、スタッドレスタイヤを積んで八戸に帰省。まだ八戸まで東北新幹線が延伸していない頃だったので、プレゼントしたブルーバードで盛岡まで送ってもらった覚えがある。
しばらくはブルーバードSSS ATTESA Limitedに乗っていた親父。そして、母との取り合いに。馬力もトルクもあっておとなしく運転すればおとなしくも走ってくれて、確かに母が常用していた1.8XEよりもラク。
ところがある時帰省すると、親父はニヤニヤしてるし母は「あっちの車が良かったのに」とブツブツ。何かと思ったら元々オレのブルーバードがすいすいくるくるに化けてた。
ミゼットⅡである。紺色の2ドアでトラック形状のモデルだった。
確かに税金とか保険の絡みもあるので名義変更は譲渡時に済ませていた。でも黙って売るとは思ってなかった。で、オレにも権利があると主張して貸すように交渉するも、結局運転させてくれたのは数回。「おまえだと倒す」って言われた。確かに普通の軽トラよりもトレッドは狭いので倒れるかと思った。運転させてくれないのはTE25 スプリンター以来。
鉄ホイールで紺色なので、Wikipediaの画像ほどにはカッコイイ感じではなかった。かわいいけどね。 確か1人乗り用だったと思う。
ウチの家の入口は道路が上り坂、ウチの方に入るところがさらに勾配がある上り坂ということもあり、FRのミゼットⅡは冬場ちょっと厄介。車検数回で実家の車のラインナップから外れた。親父が買った最後の車でもあった。
といったわけで、オレの車に続く。
ハセガワ 1/24 ヒストリックカーシリーズ ニッサン ブルーバード 4ドアセダン SSS アテーサリミテッド (U12型) 前期 プラモデル HC33
- 発売日: 2019/12/21
- メディア: おもちゃ&ホビー