いろいろやってみるにっき

てきとーに生きている奴の日記

古いエントリのサムネイル画像がリンク切れになってたりするけど、チマチマ修正中


JuliusをVM上のUbuntu 18.04で動かす

Ubuntu 18.04のVMVMware Workstation Player上で作成。

 

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VMware Workstation Playerは15になってから、

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 Toolsを勝手にインストールしてくれるので楽になった。

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赤とんぼ

赤とんぼ

 

 

JuliusをUbuntu 18.04で動かすのにあたり、元々参考にしていたのはこのエントリ。


ところが上記Qiitaのエントリ通りサンプルの実行を行うと、

# Juliusインストール
git clone https://github.com/julius-speech/julius
cd julius
./configure
make
sudo make install

#文法認識キットのインストール
git clone https://github.com/julius-speech/grammar-kit

#サンプルの実行
cd grammar-kit/SampleGrammars/fruit
julius -C testmic.jconf -nostrip -charconv SJIS UTF-8

 

このようなエラーが出る。マイクを掴めない。

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Stat: adin_oss: device name = /dev/dsp (application default)
Error: adin_oss: failed to open /dev/dsp
failed to begin input stream

 

最初はVMだからミスっているのかもと思い、ThinkPad W530でUbuntuのベアマシンで実行してみた。しかし同じエラーが出る。

 

そこで色々調べてみるとこれがヒットした。


RaspberryPiのようにカーネルを変えるという話でもないので、下記を実行。ただし、make installはsudo付きじゃないとエラーになる。

sudo apt-get install osspd-alsa
sudo aptitude install libasound2-dev
./configure --with-mictype=alsa
make
make install


 最初のVMでは下記が出た。 Logitech USB Deviceはカメラ+マイクのC270である。

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最初のVMではVM側に接続したのだが、このブログを書くためにもう一台VMを作って確認したら、今度はダイアログは出ず、VMにC270を接続しなくても使用できた。

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ということで整理すると、

エラーの原因は

  • 最新のカーネルではsnd-pcm-ossのモジュールが含まれていない

ということで、

使用するサウンドドライバを変更する(*最新カーネル対応)

最新カーネルで動かしたい場合は,juliusのコンパイルの際にサウンドドライバをoss標準でないものに指定する必要があります

 

ThinkPad W530でもVMware上のVMでも同じように動作したので、JuliusはVM上でもマイクからの入力は可能となった。

お時間あったら、他のエントリもクリックして頂ければ幸いです。