ThinkPad W540を購入して一か月ちょっと。トラックポイントの中ボタンが押せずに使い物にならないので、外付けのトラックポイントキーボードを使用していた。
しかし、Visual Studioを使用したら外付けトラックポイントキーボードで全くスクロールできなくなる事象発生。USBのプラグを抜き差しすればOKなのだが、すぐにスクロールできなくなるので、実用に耐えない。Visual Studioを使っていない時でも頻発するように。
マウスのプロパティを見てみると、
ThinkPad有線スクローリングにチェックが入っている。これを外すとスクロールはできるのだが、マウスでホイールをクリックしたときと同じようになる。
スクショを撮れないので写真を撮ったが、コレらである。
これはこれでウザい。
そこでついに物理的なボタンを持つトラックパッドに交換することを決意。なお、これ写っている写真は上下逆。売っている方は分かってない。中国語からの直訳で商品名付けているくらいだし、わかってないのは仕方ない。
交換作業
まず、分解に慣れていないマシンなのでハードウェア保守マニュアルを用意。
https://download.lenovo.com/jp/mobiles_pdf/sp40a26003_03_j.pdf
該当ページを印刷。見えているように結構なページ数。
バッテリーから順番にバラしていく。
W540では初めて外すキーボード。W520やX220、W530とはちょっと外し方が変わっている。裏のビスを外すところは同じだが、ずらしたあとに
さらにキーボード下に隠れているビスを外す。
浮かす。W530まではキーボード側にトラックポイントのクリックボタンが付いていたのだが、W540はキーボードだけ。
フレキを2つ外す。
外れたので、キーボードは本体から切り離された。
トラックパッドはキーボード・ベゼル・アセンブリーにくっついている。そこでこれをバラす。裏面からビスを抜いていくが取り出せないので磁石で抜く。
間違って右のフレキ(黒)を外したが、電源ボタンのフレキはこの先端青のほうだった。
本体からキーボード・ベゼル・アセンブリーを浮かしていく。
渋くて苦労したけどキーボード・ベゼル・アセンブリー外れた。
本体とトラックパッド双方からフレキを外す。
5本ビス止めされているのでそれも外す。忌まわしいパコパコトラックパッドが撤去された。なんか青ペンで書いてあるが元から。そして写真右上がなんか汚れている。
本体上に外したパコパコと物理ボタン有のトラックパッドを並べる。同じ大きさなので装着作業に取り掛かる。
物理ボタン有のトラックパッドはビス穴4本だった。中央の丸いところがパコパコではビス止めされていた穴。
ここからは逆順なので写真は省略。フレキを再接続するのはトラックパッドが一番難しかった。一番小さいし、キーボード・ベゼル・アセンブリーに付いている部分が干渉して挿しにくい。あとは順調。
電源ON。ハードウェア的には問題ないみたいで、BIOS画面でエラーも出ずにWindows起動画面へ。
ここまで慣れないながらも所要時間30分くらい。
ドライバーの入れ替え
ここでまさかの1時間。まずはLenovo System Updateを使ってみた。
なんだコレはw
結局ドライバーを直接Lenovoのサイトから落としてみるも、なかなか成功しない。10回くらいリブートするはめに。
結局、下記のインストーラをネットで直接探して入れて2度ほどリブートしてみると、
1)の場合、通常のThinkPad用の特定のドライバーで動作するようです。
→ n10gx25x.exe(18.0.7.57)
ようやく見慣れたトラックパッドを殺せるプロパティにお目にかかることができた。トラックパッドを即ぶっ殺した。キーボード操作でマウスポインタがどっかに飛んでいくようなことは無くなった。
結果
時間は掛かったが、ThinkPad W540本体のキーボードとトラックポイントを使えるようになった。とにかくハードウェア的に問題なくて(壊したりせず)良かった。オレの場合この手の作業、バラしと再組立てにおいて自分を信用していない。
W540はキーピッチがこれまでのものよりちょい狭い。まだタイプミスは多いがそのうち慣れるだろう。テンキーいらないからキーピッチそのままのほうがよかった。
今までW540で使っていたUSB接続タイプの外付けキーボードはMac mini用にしようかな。フルサイズのキーボードもトラックボールも使いにくいし。
レノボ・ジャパン ThinkPad トラックポイント・キーボード - 日本語 0B47208
- 出版社/メーカー: レノボ・ジャパン
- 発売日: 2013/06/25
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