タイトルは単刀直入、そのものズバリである。オリンピック開催まで2年を切った時点でこんな話が出る時点で間に合わない。サマータイムが実施されている国では4月と10月にサマータイムと通常時間を切り替えている。とすると、2019年から実施するつもりなら準備期間は半年強、2020年から実施するつもりでも1年半強しか準備期間は無い。しかも2時間って、OS標準では対応できないんじゃないの?
<追記>
やっぱり来年からだった。
やっぱり来年からやるつもりか。4月に切り替えるつもりなら約半年か。立法されても対応無理だな。/ 【東京五輪】酷暑対策でサマータイム導入へ 秋の臨時国会で議員立法 31、32年限定(1/2ページ) - 産経ニュース https://t.co/RXstKhpiji @Sankei_newsさんから
— ꧁🐶꧂ (@shigeo_t) August 8, 2018
</追記>
オリンピックのためって言っているけど、競技の開始時間ずらして、正月ダイヤみたいに交通機関、他の対応を求めるだけでいいじゃん。あと、21時開始、10時終了くらいに完全にずらしたほうがいいと思うよ。2時間くらいずらしても昼から夜まで暑いんだから。あと、21時開始くらいにすると、時差の都合で喜ぶ国も多いかも。
環境省の用意しているサマータイムパンフレットはかなり力が入っている。
https://www.env.go.jp/earth/ondanka/summertime/attach/pamph.pdf
しかし、9ページあるこのパンフレットの中に「コンピュータ」「システム」という文言は無く、「インフラ」も2か所。メリットについて多くのページを割かれているが、社会基盤の対応については考慮されていない。
https://www.env.go.jp/earth/ondanka/summertime/attach/pamph.pdf
- [なぞ]
Q『時計をすすめたり、遅らせる手間が大変だと思いますが?』 A『 テレビや炊飯器などに内臓されているものを含めると、1家には10個以上の時計があると言われます。』 家の時計だけなら心配しねえよ
2018/08/07 16:54
時計は内臓じゃないんだけどね。
さらっと恐ろしい前提になっている。環境省が睡眠時間や労働時間を保障も保証も補償もしてくれるわけがない。
いや、1個心配なところはあるな。P1に『※睡眠時間はサマータイム導入後も8.5時間で変わらない。 労働時間はサマータイム導入後も8時間で変わらない。 』って書いているけど、環境省は保証できないだろ。何を言っているんだ?
— ꧁🐶꧂ (@shigeo_t) August 7, 2018
環境省のパンフレットはまさにこれ。
日本の政策。ダメだなぁ、と思うのは、何かしらの思いつきがあってそれに都合の良いデータを持って来ようとすること。何かしらを確かめる際に重要なのは、むしろ思いつきに都合の悪いデータを探して来てそれがどの程度深刻な重要性を持っているのかを確かめることなのだけど、逆になってしまっている。
— Kan Kimura (on DL) (@kankimura) August 7, 2018
改元も来年に予定されているのにまだ発表されていない。
元号を全く公表しないから情報屋が困ってるのに追い打ちをかけるようにサマータイム導入とか、政府がIT業界を絶対に殺すという強い意志を感じる
— とばつる (@tobatobaBz) August 6, 2018
ポイントはTwitterにも書いたけど、システム対応が間に合うとは思えない。報道機関がまず「何言ってんの」って雰囲気を出さないことにセンスの無さを感じる。自社のシステム担当に聞いてみろよ。単に時計をずらすだけじゃないんだぞ。
あと「これから議論しろ」とか、対応期間まで無くすつもりらしい。
今ニュースでサマータイムの準備期間が2年しかないって言ってたけど、何月からサマータイムにするかは決まってないけど、8月に切り替えるんじゃないんだから2年ねーよ。算数できないのかよ。
— ꧁🐶꧂ (@shigeo_t) August 7, 2018
昨日ガースーが否定して安心してたけど、森元が首相に申し入れたニュースが今日出てきてとても不安に思っている。最初の切り替え時に存在しない時間が発生し、元に戻すときに同じ時間が重複して発生する。境界条件考えるだけで胃が痛い。
— ꧁🐶꧂ (@shigeo_t) August 7, 2018
東証などの取引所なら営業日・非営業日があるのでテスト日程を組めるけど、電力・ガスや銀行等はなんだかんだで24h365Daysなのでぶっつけ本番になりかねない。あと、クラウド利用を進めている企業も多いと思うが、クラウドのインフラ側だけサマータイム対応しちゃうと、PaaSとかIaaSとかアプリが企業側で制作したものである場合、どのような影響が出るのだろう。
そして、多分対応してもテストできない系が多くて、しかもそういうやつに限ってミッションクリティカルなシステムだったりするわけで、壮大な社会実験になるんだけど、オリンピックやる年にそういう実験するわけ?あ、来年からってもっと間に合わないと思うよ。
— ꧁🐶꧂ (@shigeo_t) August 7, 2018
サマータイム対応って一所懸命にやっても単なる改修コストなんだよねえ。
前にも書いたけど、各社コンピュータシステムのサマータイム対応しても、作業するIT企業とそのIT企業に人材派遣している会社以外、売上が増えるとかそういうのは無いから。単なる改変コストだから。
— ꧁🐶꧂ (@shigeo_t) August 7, 2018
環境省はこういう文献は見ていないんじゃないのか?もしくは見たけど都合が悪いので無視したのか。
「サマータイムやってみれば?」とか「2時間ぐらいいいでしょ」とか言う人、まじでこれ読んで。
— つしまようへい (@yohei_tsushima) August 7, 2018
日本睡眠学会『サマータイムー健康に与える影響ー』https://t.co/w4SgORUm2z pic.twitter.com/OAkZozuvMR
大人だけではなく、サマータイムは子どもにも危険。保護者の皆さん、人ごとじゃないですよ!
— つしまようへい (@yohei_tsushima) August 7, 2018
日本睡眠学会『サマータイムー健康に与える影響ー』https://t.co/w4SgORUm2z pic.twitter.com/cqaL8cLA9Q
サマータイムの導入で、うつ病を発症する人の増加に拍車がかかることも懸念されます。本当にやめた方がいい。
— つしまようへい (@yohei_tsushima) August 7, 2018
日本睡眠学会『サマータイムー健康に与える影響ー』https://t.co/w4SgORUm2z pic.twitter.com/Jtir1UxSWS
世論調査では賛成派のほうが多いらしい。恐ろしい。
サマータイム賛成の意見で
— R.K (@ryutark) August 7, 2018
「朝早くに出ることでラッシュを避けれる」
とか
「仕事が早く終わるらしいので仕事帰りに色んなところに寄れる」
とか言ってる人がいて、サマータイムを何一つ理解してなくてビビる
IT関係者はかなり厳しい見方だけど、そりゃそうだ。
サマータイム延長で悲鳴を上げるシステム担当者たち https://t.co/wvhKp36tE0
— 須藤玲司 (@LazyWorkz) August 7, 2018
アメリカが夏時間を4週間延長した2007年の記事。
>現場の混乱ぶりを「プチ2000年問題 mini-Y2K」と呼んでいた
>一説には10億ドルとも言われる巨額の改修費用が発生したという
完全対応済みを調整するだけでこの騒ぎ。
10年前の記事だがなかなか示唆に富む。
それでもやはり,しばらくは混乱が続くのだろう。今回のサマータイム延長で,一説には10億ドルとも言われる巨額の改修費用が発生したというが,たとえ自分の会社がそれで儲けたとしても,ほとんどの現場担当者にしてみれば「勘弁してよ」というのが正直な声。システム変更に伴って起きたトラブルの事後処理もこれからだ。全世界で認知されていたY2Kと違い,アメリカ(とカナダ)以外の国には知られていないため,世界の各地から「おい,どうなってんの!?」という問い合わせが寄せられてくるだろう。げんなりである。「どこがエネルギー節約なんだ! オイラのエネルギーはもう空っぽだYO!」
結論はこれ。
日本でサマータイムはサーカス級に難しいという予言だったのか。 https://t.co/ZXyEkGdeUY
— ꧁🐶꧂ (@shigeo_t) August 6, 2018
Mr.サマータイム サーカス