いろいろやってみるにっき

なんとか自分の会社を立ち上げるところまで漕ぎ着けた、てきとーに生きている奴の日記

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Eat the ball

2018 FIFA World Cup Russiaでは、日本がグループリーグH組を2位通過して決勝トーナメント進出を果たした。

 

ネットでは最後のボール回しに対する非難を見掛ける。日本 0-1 ポルトガルセネガル 0-1 コロンビアならフェアプレーポイントで日本が上回ることは事前に知っていたので、オレは長谷部選手を投入した時点でボールを回すんだなと思っていた。そしてセネガルがコロンビアに追いついたら意味ないけど、そこも含めてそういう選択だということを理解している。つまり、あのままボール回しをしていて、セネガルが点を取り、しかも同点どまりだったら日本は敗退であり、あの戦法を指示した西野監督は大非難に遭うということである。そこまで覚悟しての指示ということである。いや、グループリーグ突破しても非難されたりしているけど。

逆にあの場面で点を取ることを西野監督が指示したとすると、点が取れないあるいはさらに失点を重ねることになった場合、西野監督だけでなく選手にも非難がいく。あのボール回しなら、監督だけが非難を引き受けるということである。

 

アメフトファンとしては、ああいう時間の使い方は見慣れている。Eat the ballという。試合終盤、勝っているチームのクォータバックは、スナップされたボールを受けたらすぐにニーダウンして時計を進める。ルールの範囲内なので何も問題は無い。時間内で競う競技の場合、ルール内の行為であれば非難される理由は無い。Youtubeジョー・モンタナの例。

 

ポーランドはこれまでのワールドカップでも、2敗した後は必ず1勝してから帰るという帳尻合わせ能力の持ち主。彼らも1点リードで勝ちが見えているなら、グループリーグ突破に関係ないので、それ以上の得点は無理には狙う必要が無く、幸い追ってはこなかった。

Soccer Balls Net 7-22-09 1

 

今回は「ワールドカップで」「日本が」という部分はあるが、過去のワールドカップのグループリーグ3戦目でもボール回しはあったし、そもそもこのあと行われたベルギー対イングランド戦なんて2位狙い無気力試合だった。

各国のリーグでもリーグ最終節の優勝を争っているチームや、残留を争っているチームなどでは同じようなことは起こりうる。また、UEFAチャンピオンズリーグAFCチャンピオンズリーグコパ・リベルタドーレスなどでも同様である。負けていてもボールをキープしてその状態を維持すれば勝ち抜けできるなら、レギュレーションの範囲内なので何も問題ない。

 

誰かの「素直に喜べない」「すっきりしない」「後味が悪い」などという百人百様の気分の問題ではなく、グループリーグ突破という目標に対して、あの時点での明確な達成方法である。単に目の前の試合の勝利(あるいは引き分け)が目標でない以上、合目的的である。

 

非難する奴は何に怒ってるの?ベスト8を目標にしていて、その前段階のベスト16じゃん。ワールドカップのスキームを理解できないの?フェアプレーポイントの差だって、そこまでの2試合とあの試合の結果じゃん。フェアプレーポイントは今回のワールドカップで追加されたレギュレーション、非難するならレギュレーション追加時点でこういう事態を想定して反対すべきだった。

あんなのフェアじゃないっていうなら、サッカーのルールや今回のワールドカップのレギュレーション外で評価していることになる。サッカーのフェアとは、ルールに定められた範囲内でプレーして、ルールで反則と規定されている反則をしないこと。単純な話である。

逆にあのスタジアムにいた観客がブーイングするのも当然の反応。例えば現地ロシアの観客からすれば、自国に関係のない試合を見に行っているわけで、いいサッカー、面白いサッカーを見ることができないフラストレーションはよくわかるし、当然の権利である。でも元よりグループリーグ第3戦は超ガチかああいう試合か、振れ幅が大きいのは仕方ない。どっちに当たるかは第2戦が終わるまで、あるいは試合終盤までわからない。

 

あと、シセ監督の汎用性は異常。

  

 ところでEat the ballで検索するとこんな食べ物がヒットする。というかこればっかりヒットするので吹いた。