CUDAはWindowsでもLinuxでも動作環境を作ることはできるが、しばらくThinkPad P70で動作させ、将来的にはクラウドのGPUインスタンスに移行するという計画になっている。
将来的にクラウドに移した際、GPUインスタンスではLinuxを使うことになるはず。AWSやさくらの高火力コンピューティングでは今のところはLinuxしか選べない。さくらの場合、安いほうでも1インスタンス85,000円/月。P70よりも何倍か豪華な構成だが、これを使い続けると10か月で今回購入のP70を超える。
P70を購入したのは、貧乏零細企業がコストを下げるためだったというわけである。
そんなわけで、開発環境としてはWindows + Visual Studioも使いつつ、動作環境としてはUbuntu 14.04を作りたい。プリインストールOSはWindows 10を選んだので1つはクリアだが、デュアルブートでUbuntu 14.04を作りたい。
手順としては下記を参照し、空きパーティションを作成した。なお、PCIe-NVMe SSDにUbuntu OS本体用10GB、ついでにデータエリア用としてHDDにも10GBを作成した。最悪SSDにインストールがうまくいかなくてもHDDにインストールできればいいやという考えでもある。
パーティション作成後、DVD-Rに焼いておいたUbuntu 14.04のインストールメディアでP70をブート。
上の参考にしたサイトの通り、ThinkPad P70はEFIなので黒いGRUB画面までは進んだ。ディスプレイが4Kなので文字が細かすぎて虫眼鏡が必要なレベルである。いや、虫眼鏡は使わずとも読めたが。乱視だけど老眼だけど近視ではないので。
”Try Ubuntu with out installing”を選択し、外付けのDVDドライブはガシガシ動くんだが、画面は真っ黒のまま。何分待っても画面は真っ黒のまま。何度やり直しても真っ黒のまま。GRUBから先に進まないっぽい。
本来なら”Try Ubuntu with out installing”なのでライブCDとして動作するはず。しかし起動しない。最悪デュアルブートWindows 10環境は諦めてもいいのだが、UbuntuがライブCDとしても起動しないので、まだWindows 10は捨てられない。
うまくいかない要素としては、SSDのNVMe、HDDのRAID1、EFIなどが考えられる。海外の掲示板などで調べてみると、NVMeのドライバが必要とか、色々あるようだ。
そこでひとまずライブCDか、USBメモリブートを目指すことにした。
幸いUSB3.0 8GBのメモリは余っている。
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ThinkPad X220を使って、フルインストールブータブルUSBメモリを作ってみようと思う。しばらくはUbuntu14.04でいくことに決めているが、ひとまず動かすだけなら16.04でもいい。
まあ、逆にUbuntuを諦めるという作戦も無くはないんだが。今持っている他の環境とハードウェア構成が違い過ぎて、下記のような作戦は取れないし。