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てきとーに生きている奴の日記

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Evernoteが料金プランを変更するとのことなのでOneNoteに移行することにした─4

タイトルは誤りということになってしまった。OneNoteには移行しない。ここまで3回、このエントリでプラス1回=計4回も引っ張っておいてどうなんだとは思うが、そう思ったんだから仕方ない。

 

ここまでのあらすじ 

値上げ?→じゃあEU離脱だ(EUじゃなくてEvernoteだが)→移行ツール時間掛かるじゃん→移行結果を見た→残留  という流れ。

 

上りが早い回線と遅い回線の比較

前回報告の通り、自宅環境(ThinkPad W530)では上りは、使っているWiMAX2+の実環境で最大3Mbps程度。57時間30分掛かった。一時ファイルのサイズが10.5GBと確定したので、Cドライブの残容量的に問題がある大学の研究室に設置のThinkPad W520でも後追い実行。

終了時間が見えてきた残り50ファイル時点、2016/07/03 9:37でこんな感じ。

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開始は2016/06/30 15:30で、終了はおおよそ2016/07/04 10:00だった。出ているメッセージが異なるぞ。リマインダーか暗号化コンテンツは移行できないと言ってる。リマインダーは使っていないので、暗号化コンテンツだろうけど、このノートはタイトルを見ても分かる通り、そんなんじゃないぞ。

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実行時間を計算してみる。

   終了時間  2016/07/03 10:00

 ─) 開始時間  2016/06/30 15:30

────────────────────────────

   実行時間  1日 + 18:30 (42:30)

 自宅の上り約3Mbpsでは57:30だったが、研究室は上り約19Mbpsで42:3015時間短かった。上り回線速度は速いほうがOneNote Importerの実行速度は短いと言える。

既報の通り後追いで実行していて、開始数時間で自宅W530に対して1,000ファイル差まで詰めたが、その後差は1,450まで増え、自宅W530が終わった時点での差は13,50程度だった。やはり移行するノートのサイズによって、移行速度は異なると見てよさそうである。

自宅W530では、寝ぼけてWindows 10 Insider Previewの再起動を入れてしまったため、通信量のチェックを忘れていた。「設定」からアプリ単位の通信量を見てみる。8.04GBだった。

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移行されたOneNoteを開いてみたけど使いにくい 

起動してみるが、下り19MbpsのW520でも移行データは相当遅い。想定通り、ノート単位ノートブックが作成され、タグがセクションに、各ノートがページに変換されている。はてなブックマークはこんな感じである。

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Evernote格納時点で、ブックマーク時に複数付けたはてブのタグは、先頭の1つに決め打ちで格納されている。それが消えてしまっているので、フォークソノミー的にはどうなんだろうと思うが、それはそもそもEvernote側の問題。元ネタが消えたときにEvernote上にクリップされているというのがメリットなので、元ネタが残っている分にははてブからたどれる(はてブも検索性悪いけど)。

 

問題はここからである。Evernoteでは重要なメモ(利用アプリ/サービス毎のクレデンシャル情報など)は、あえてタグを付けずにメモをしている。メモ内容も他人が見ても、簡単にはサインインできないように情報を欠損させている。パスワード「アレ」とか「いつもの-」とか「あれと一緒+」とかみたいに。常用しているパスワードは8文字で4つくらい、6文字で2つの基本形があって、文字数縛りじゃなければさらにプラス1文字することもあるので、他人が見ても分からない書き方で保管できる。そして、オレさえ分かればいいので、Evernoteでは埋没させて検索して見つけることにしていた。

 

そういう情報なのでスクリーンショットは割愛するが、移行漏れが多い。検索してもヒットしない。移行されたどのノートブックを開いても、見つけることができない。郵送物などをPDF化して置いていたというのもあるが。

これってOneNote Importer実行前にタグ付けをしなければいけないんだろうけど、それってどうなの?

 

なんか思ってたんと違う。

 

今後の作戦

とりあえず、1年間はEvernoteの言う「既得権」を使うことにした。幸い次の更改日は7月22日である。

既得権は適用されますか?

はい。価格の改定に影響を受けるユーザには、2 週間以内にEvernote より通知が届きます。また、改定が有効になるのは 2016 年 8 月 15 日以降、次回の更新日からです。これは、月払いと年払いのどちらにもあてはまります。

今までプレミアムだったのだが、プラスって知らないぞと思ったので、過去のニュースリリースを調べてみた。2015/4/30に追加のリリースが出ていた。去年気づいていればプラスに変更していたと思う。

前にも標的型攻撃の件で書いたけど、来たメールは重要なもの以外ほとんど開かないので、この手のお知らせが来てもほぼ見ていない。

新登場「Evernote プラス」(月額240円)
今回初めて登場するプラン、Evernote プラス。機能の制約を感じずに Evernote を使いたい方にお勧めです。ベーシック版以上の容量と柔軟性を提供。このプランでは月間アップロード容量は 1GB に増加し、スマホでインターネット接続がなくてもノートにアクセスできるようになる他、暗証番号ロックやメールでの Evernote ノート作成など、より多くの機能がご利用いただけます。Evernote プラス料金は月額 240 円、年額 2,000 円です。

金額は今回の値上げ前のものだが、プレミアム月額450円年額4,000円(値上げ前)に対してプラスは月額240円年額2,000円(値上げ前)である。

 

オレの利用状況を再掲するけど、テキスト情報が多いので、アップロード容量はプラスでも余る。

http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/shigeo-t/20160630/20160630013840.png

 

これってもうプラスでいいじゃん。 そうなれば、プレミアムのままだと今年は年額4,000円、2017年更改で5,200円だが、今回の更改でプラスにすれば、今年は年額2,000円で2017年更改で3,100円。今よりも安くなるし、そこまで引っ張れば色々状況も変わるだろう。

 というわけで、OneNote Importerが遅いせいでグダグダになったが、あれこれ考えるよりもプラン変更でステイということにした。

STAY

STAY

 

 

最後に

引っ張ってごめんなさい。そんなつもりは無かった。OneNote Importerが遅いのが悪いんや。

 ごめんなさい。そんなわけで、例えばSHOT NOTEのように、Evernoteには対応していてOneNote未対応の機能については検討しない。OneNoteに移行する人が検討するでしょう、多分。

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