長らく実行してOneNote Importerはようやく完了した。とはいえ、2本実行しているうちの1本である。
これまでのエントリ
実行時間
OneNote Importerは終わったよと教えてくれるわけではなく、画面を見ていなければならない。終盤に近付いた2016/07/02 20時近辺でこんな感じである。計算してみると97%経過である。
さらに待つこと3時間46分。23:45頃に終了した。マスキングした部分の上に書かれているのは「PDF見つかったけど自分でやってね」である。マスキング部分はその具体的なノートである。
実行時間を計算してみる。
終了時間 2016/07/02 23:46
─) 開始時間 2016/06/29 13:16
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実行時間 2日 + 9:30 (57:30)
実に57:30である。約12時間時点で約47%の進捗(Evernoteが料金プランを変更するとのことなのでOneNoteに移行することにした─1 - いろいろやってみるにっき)だったことを考えると、最初のほうは割合早く進んでいたことになる。その後どんどんスローダウンし、45時間30分で53%を実行したことになる。
まあ、オレみたいに一気に全ノートブック移行を実行せず、Evernoteのノートブック単位で移行するとか、移行前にノートブックをさらに分けておくとか、少し移行前に移行用の整理をしたほうが良さそうだ。
一時ファイルは消えた
OneNote Importerを終了すると、約10.5GBのC:Usersユーザ名AppDataLocalTempに作成されるtmp数字.tmpの一時ファイルは消えた。移行元のEvernoteのデータは9GB弱である。
これからOneNote Importerを使用して移行する方は、Evernoteデータの約1.17倍の一時ファイルができるという前提で、Cドライブを空けておかなければならないだろう。
また実行時間はEvernoteの中身や回線速度事情などで前後するとは思うが、おおよそ180MB/h程度を見込む必要がある。EvernoteからOneNoteへの移行(OneNote Importer)の紹介記事、紹介ブログは、「ツールがあるよ」とか「やってみたらきちんと移行できたよ」程度であるが、ガチでEvernoteを使用してきた人は、実行時間の覚悟は必要である。
また、オレのように57時間半も実行時間があるということは、OneNote Importer実行開始時点から、OneNote Importer終了時点までの間、Evernoteへの登録内容には差分が出る。OneNote Importerの仕様では、そのままでは差分の移行は不可能である。手作業にするのか、捨てる(/何もしない)のか、ちょっと移行できるように細工(後述)するのか決めておく必要がある。オレはこの移行時間の間に、重要データは入れていないのでとりあえず何もしない。
移行対象の選択画面をEvernoteが料金プランを変更するとのことなのでOneNoteに移行することにした─1 - いろいろやってみるにっきから再掲する。
ここで選択可能なのはEvernoteのノートブック単位である。差分の後追い移行をするなら、下記の手法だろう。
- Evernote上でまず差分移行用ノートブックを作成
- 差分のデータを、差分移行用ノートブックにノートをコピー(Evernoteデスクトップアプリに機能あり)
- OneNote Importerで差分移行用ノートブックのみを移行対象として実行
OneNoteを開いてみる
寄り道したが、OneNote Importerで[View notes in OneNote]をクリックすると、OneNoteを起動し移行した元Evernoteのノートを開く。OneDrive上の場所を指した通知ダイアログが出たが(必ず出るかは分からない)、[はい(Y)]をクリックして先に進める。
結構時間が掛かる。開くとOneNote Importerのセクションが表示される。
スクロールするとこんな感じ。
見た感じ、Evernoteのタグは、セクション単位に分けられているようだ。このノートはHatenaBookmarkなので、はてなブックマークのタグがそのままOneNoteのセクションに入っていることになる。
眠くて死にそうだったのでそちらはまだ見ていないし、これを書いている時点では裏でWindows 10 Insider Preview 14379のダウンロードが始まってしまい、ネットが死ぬほど遅いのでまだ開いていない。1ブックマークはセクション内の1ページということになっているんだろう。
OneDrive上ではどうなっているのか
OneNoteはOneDriveが前提のアプリである。ローカルにファイルを置けないわけではないが。しかも今回使用したOneNote Importerは、OneDriveに対して移行を掛けた。そこでOneDrive上でどうなっているのかを見てみた。
格納先は「ファイル > ドキュメント」である。
そして作成されたOneNoteのファイルは、下記のサイズである。Evernoteの元データが約9GB、OneNote Importerの一時ファイルが10.5GBだったが、下記を合計すると約3.5GBである。意外と収容効率は良さそうである。
ただ、このサイズのノートを開くとき、ネットやマシンが遅いとちょっと重たいかも。
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ツールを実行した時点では、こんなに何回もこの件について書く羽目になるとは思っていなかった。まだ後追いで実行した研究室設置のW520は終了していない。終わった時点で比較したい。現時点では2016/06/30 15:30からの実行で、約95%弱を終わらせて36時間40分の実行時間である。やはり上りの回線速度は速いほうがOneNote Importerの実行時間は短くて済みそうである。もしかすると散歩時間中に終わって、正確な実行時間は分からないかもだが。
あとは、どのように格納されているのかもきちんと調べていきたい。
さらに、Evernoteに存在してOneNoteに存在しない機能について、どうするのかも考えようと思う。まあ、Evernoteは完全にやめるわけではないので、色々手はある。