壊れたWindows Vistaが入っているIntel SSD 520 Series 480GB。ThinkPad X200から抜いたものである。
メインマシンのThinkPad W520は同じくIntel SSD 530 Series 240GB。容量不足からドライブを追加したが、それでもまだ不足しており仮想マシン(VM)はIntel SSD 330 Series 240GBに入れている。また普段使わないVMは別のHDDにアーカイブしている。
といったわけで、まずは壊れたWindows Vistaが入っているIntel SSD 520 Series 480GBをW520用とすることに。しかし、クリーンインストールすると使えるようになるまで時間が掛かる。今回はクローン作戦を採ることにした。
手順としては下記の通り。
- Intel SSD 520 Series 480GBに入っているWindows VistaをHGSTの500GB HDDにクローンして保全
- ThinkPad W520からIntel SSD 520 Series 240GBを抜く
- Intel SSD 520 Series 240GBのWindows 10をIntel SSD 520 Series 480GBにクローン
- ThinkPad W520にIntel SSD 520 Series 480GBを入れる
- 動作確認
- 性能測定
- クローン状態では前半240GBしか使われていないので、残り約240GBのパーティション設定
Vistaの保全
クローンマシーンは玄立である。手順的には下記のエントリと同じなので割愛。SSDとHDDを挿して、ボタン1個押すだけである。
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この480GBのクローンは約1時間半で完了。
ここで横道にそれてしまった。もしかしたらVistaって直るかなと思ってHGSTの500GB HDDをX200に挿して起動してみたり、W520にeSATA接続をしたりしてMBR回復やchkdskを掛けてみたりとか。あれこれやっているうちにVistaは復活した。
直った〜 pic.twitter.com/z9nIKCTA3q
— shigeo_t (@shigeo_t) 2016年3月29日
eSATAでWestern Digitalの2.5インチHDDは動かなかったような気がするが、HGSTは動いた。これ以上は、いろいろやって分量が多いので別エントリにする。
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Windows 10クローニング
寄り道して2時間ほど余分に使ったが、X200でVistaが起動するようになったので、安心してW520の容量アップに進む。 W520のWindows 10をシャットダウンし、ケーブル類を全部外し、バッテリも外してディスク用の裏蓋を開ける。SSDを抜いて玄立に挿すまで1分。
Intel SSD 520 Series 240GBからIntel SSD 520 Series 480GBへのクローニングは22分で完了。SSD同士の240GB、速い。ざっくり計算すると、SSD→HDD480GBクローンの2倍の速度ということになる。
Windows 10動作確認
Windows 10をクローニングしたIntel SSD 520 Series 480GBをW520に挿す。
元通りにバッテリを装着、ケーブル類を接続。電源を入れる。
わーい pic.twitter.com/SSSxda2Nnt
— shigeo_t (@shigeo_t) 2016年3月29日
電源を入れ直すと無事に使えるようになった。クローニング前にちゃんとシャットダウンしたんだけどな。
性能測定
Crystal MarkとCrystal DiskMarkで測定する。以前の測定は下記エントリから。X220の比較対象としてWindows 8.1時代に計測している。
Windows 8.1 Crystal Mark
Windows 10 480GB Crystal Mark
ALUやFPUなどCPU系のスコアが落ちている。メモリはちょい上、ディスクはちょい下、描画系は上でトータルではWindows 8.1の時に負けている。
Windows 8.1 Crystal DiskMark
Windows 10 480GB Crystal DiskMark
Readでは全て勝っているのに、Writeでは全て負けている。設定がおかしいかな。同じシリーズのSSDなんでそんなに大きな違いは無いはずなんだが。まだ240GBをそのまま持っているので、240GBで測ってみる。
パーティションの設定
ディスクの管理を起動し、ディスクを見てみる。240GBSSD→480GBSSDのクローンなので約240GBの空きのはず。ディスクの管理で見てみると、実際の未使用容量は223.56GBだった。
問題はCドライブの後ろに回復パーティションが入っていること。 ここを右クリックしても「ヘルプ(H)」しか表示されない。消すこともできない。
Cドライブを右クリックすると「ボリュームの拡張(X)…」は非活性である。
これではCドライブの容量を増やすことができない。そこでCドライブの特定フォルダに未割り当て部分をマウントすることにした。未割り当てパーティションを右クリックし、「新しいシンプル ボリューム(I)…」を選択する。
新しいシンプル ボリューム ウィザードが表示される。[次へ(N) >]をクリックする。
全部使うので「ボリューム サイズの指定」ではそのまま[次へ(N) >]をクリックする。
「ドライブ文字またはパスの割り当て」に進む。デフォルトではドライブ文字になっているが、今回はあらかじめ作っておいた空のC:\VMをマウントポイントに指定し、[次へ(N) >]をクリックする。
「パーティションのフォーマット」では、そのまま[次へ(N) >]をクリックする。
ウィザードの完了に進むので、[完了]をクリックする。
クイックフォーマットなのでほどなくこの状態に。
実際にVMをアーカイブしているHDDから約100GBのWindows XPのVMをコピーしてみた。Cドライブは増えずに、追加ボリュームのほうにコピーされた。このVM用パーティションは、Intel SSD 330 Series 240GBに入れてeSATA接続で使っているWindows 7のVMなどを入れる予定。法人口座のインターネットバンキング、Internet Explorerの指定バージョンの関係でWindows 7で作った。普段は電源OFFで置いておけるので、セキュリティ的にも都合がいいかなと思っている。
あとはOS X Yosemiteでも作るか。いや作れるといいな(棒
今後の作戦
もう少し様子を見て、問題なさそうなら今度は光学ディスクベイに入れたHDDを、やはり今余っているCrucial BX100 500GBに入れ替えする予定。やはり玄立でのクローニングを考えている。Crucial BX100にはX220用のWindows 8.1が入っているが、Intel SSD 530 Series 240GBでWindows 10が問題なく動いているのでもう用済み。