別にどちらを選んでもいい話ではあるんだが。
昨日、スーパーに買い物に行って見た光景。買い物を終わって建物を出たところで、前を歩くスウェット上下姿の若い男女。あ、ギャル男や男前な女性のような「おとこおんな」ではなく男女のペア。
買い物に行ったスーパーは複合商業施設に入っていて、スーパーだけでなく100円ショップや衣料品店やドラッグストア、レンタルビデオショップなどが1Fに、2Fには複数の医療機関や飲食店が入っている。
件の男女は、オレが建物に入る時に100円ショップのほうに居ることを見かけていた。「この気温じゃスウェット上下で寒くないかな」と思ったので覚えていた。2Fや屋上に駐車場が付いているので車で来た可能性は否めないのだが。
男女は屋外に設置されている飲料の自動販売機の前で止まり、商品を選び始めた。自動販売機の背後はスーパー。自動販売機で買う人にはイヤでも必ずスーパー内が見える。2人が選んでいる最中にオレは後ろを通り過ぎた。何を買ったかは分からないが、その自販機で売られている商品は、お茶のペット飲料も缶コーヒーのたぐいも、ほとんどスーパーの飲料コーナーで売られている。
例えば缶コーヒーならスーパーで買えば税抜88円税込なら95円である。自販機では税込130円。二人とも缶コーヒーだとすると35円×2で70円の差額である。
たらたら歩いていて急いでいる風でも無かった2人が、ちょっとレジが混んでいるとは言え、片道15m移動時間やレジを合わせて3分で70円の差はどうなんだろうって思った。なお、この時期だとホットの缶を買いたい場合は自販機一択ではある。当該スーパーでは保温機を置いていないので。
まだ「あたたか~い」を売っている時期にこういうことを書くと「ホットを飲みたかったんだよ」で終わらせられそうな話ではあるが、季節を問わず見かける光景である。
なんか気になるんだよな。自動販売機の商品構成を決めるのは自動販売機の運営会社などであって、複合商業施設に入っている一店舗のスーパーの中の人じゃないだろうし、直線距離でほんの数mから10数mくらいの距離で結構な価格差。敷地内だから複合商業施設の営業時間外は売上はほぼ見込めない。自動販売機の運営会社の人たちは、どうやって販売商品を決めているんだろうか。いや、そもそもそこに自動販売機を設置して、きちんと売上が立つってどういうことなんだろうか。同じ施設でも、駐車場のそばなどならかなりスーパーから遠いので、スーパーまで行かずに買いたいという人たちに売れるというのは分かるのだが。
そして表現が難しいところであるが、スーパーの営業時間中にスーパーの目の前の自動販売機で買っている人たちって、件の男女のような風体だったりブルーカラーっぽい、あるいはその家族っぽい人たちが多い感じ。オレオレ統計だけど。この季節だと”ホット必須”はありうるが、それにしてはという部分である。
ここらへんのマーケティング情報、どっかに無いのかな?Amazonではそれっぽい本は見つけられなかった。