新しいというより、もしかすると原点回帰なのかもしれない。自宅周辺のコインパーキングで、ゲート式でもなくロック板式でもないタイプが出てきた。前払い式である。
まず、この黄色い看板のコインパーキング。ある商業施設の建屋だったが、夏に取り壊しされた場所。すぐにこの形態になった。
建築予定地ですでに次の建築物の建築計画のお知らせも出ている。そして、このコインパーキングの運営会社は「〇〇ハウス」。建築する会社が、建築するまでの短期間も収益を上げようということだろう。ゲートを付けるほどの広さも無く、ごく短期間しかコインパーキングとして使わないなら、わざわざロック板を設置するよりこの方法は合理的。
こっちはこないだまで普通のロック板方式のコインパーキングだった。何か建つのかと思ったら、運営会社が変わって前払い方式になった。この運営会社はウチの近隣の他の場所では普通に駐車板式のコインパーキングを営んでいる。ここを前払い方式にしたのはどういう理由だろう。
公道上に設置されているパーキングメーターやパーキングチケット。警視庁や道府県警の管理下である。
これは公道上なので、違反があれば警官や駐車監視員が確認できる。そのために巡回もするわけだし。道交法の規定で、駐車違反で反則金も取れる。
しかし、上の前払い式のコインパーキングは私有地内。多少の不正は目をつぶるんだろうな、コストを考えると。わざわざロック板を設置して、保守整備するよりも安く付くという判断に違いない。
ハイテクな奴も出てきた。正真正銘の新しい形である。これは前払い方式ではない。でもロック板も無い。
下のように駐車板は無いが、各駐車枠の後方に立つポールで車のナンバーを認識する。
物理的な拘束は無いが、ナンバーを控えているから不正があれば、「駐車料金を未払いで出庫された場合は、未払い駐車料金の他、違約金として5万円を後日請求させていただきます」と看板に記載されている。ということはナンバーから所有者・利用者を割り出せるという事になる。個人情報保護法施行以降で厳しくなったはず、ということで調べてみた。本ページが応答しないのでキャッシュだが、
そのナンバープレートに表記されている文字・数字全てと車台番号下7桁の数字が必要です。一部分でも不明箇所がある場合には照会することができません。
なお、車台番号だけでの請求はできますが、全桁の記入が必要です。
※但し、私有地における放置車両の所有者、使用者を確認する場合は自動車登録番号のみで照会できますが、別途「車両が放置されている場所」「見取り図」「放置期間」「放置車両の写真」が必要となります。様式については、こちらを参照してください。
とある(太字はオレ)。ナンバーだけで照会するには『「車両が放置されている場所」「見取り図」「放置期間」「放置車両の写真」が必要』である。これは上記のシステムなら全て取得できている。ナンバーだけで照会可能である。照会する手間はあるが、それを含めて違約金5万円ということか。オレの車も車高低いんで、ロック板無いのはいいな。