これまで、スカパー!のトランスポンダー16(ND16)の映りが不安定だった。
ところがちょっと棚の上の模様替えをしたら少し改善した。動かした機器はホームスマートフォンの親機。そこで、さらにホームスマートフォンの親機を移動させたらND16は完全に安定した。それがこの場所。
現在のND16は高い受信強度で安定している。
ホームスマートフォンの充電台付親機を、BS/CS110アンテナ線の引き込みをしているスキマケーブルに近づけてみる。
するとこんな感じで受信強度が一気に下がる。
ホームスマートフォンとはPanasonic VS-HSP200Sである。
機器諸元は下記の通り。
ホームスマートフォン VS-HSP200S 詳細(スペック) | ファクス/電話機 | Panasonic
一部抜粋する。
- 無線通信方式 1.9GHz TDMA-WB
- 内蔵無線LAN 規格:IEEE802.11 b/g/n準拠
伝送方式:OFDM方式、DSSS方式
周波数範囲/チャンネル:2.4GHz~2.5GHz/1~13ch
データ転送速度:IEEE802.11b/g/n:最大11Mbps/最大54Mbps/最大65Mbps
アクセス方式:インフラストラクチャモード
セキュリティ:WPA/WPA2(暗号化方式:TKIP/AES、認証方式:PSK)、WEP(64bit/128bit)
充電台付親機は、コードレス子機とは1.9GHz帯、カラーモニター子機とは2.4GHz帯で通信する。上の写真のように親機を近づけるとND16の受信強度は大きく下がる。そこで切り分けを行うことにした。
まず2.4GHzを発信している機器を近づけてみる。REX-WIFIUSB2である。
ラトックシステム Wi-Fi USBリーダー(スマホ・タブレット充電機能付) ブラック REX-WIFIUSB2-BK
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発信している状態で近づける。 全く変わらない。
今度はコードレス子機。
こちらも変わらない。
しかし、子機の通話ボタンを押して親機と常時通信状態にすると、
受信強度が落ちた。
犯人は1.9GHz TDMA-WBだった。DECT準拠方式ってやつ。同軸ケーブルならきちんとシールドされているので、同じように近接させても影響は受けない。ところがスキマケーブルのところだけは、DECT準拠方式に対するシールドが弱いようだ。
模様替え以前は、このスキマケーブルと充電台付親機の距離は直線で1m程度。不安定で視聴は無理だった。最初の模様替えでは1.2mくらいに離した。たまに乱れるけど視聴可能なレベルになった。あるときふと思いついて、かっこ悪いけど一番上の写真の場所に親機を移したら完全に安定。直線で1.5mくらい。
ちなみに、TV裏などに通話状態の子機を当ててみたけど、特に受信強度に乱れは無し。
ND16問題でお悩みのみなさんも、もしかすると割と新しいコードレス電話で使われている1.9GHz TDMA-WB(DECT準拠方式)かも。それならシールドが弱い部分から、コードレス電話関係を離せば安定するはず。