増田方面で「使え」「使うな」と、少し盛り上がっているようなので、ちょっと参加しておく。実はオレは登録している。
まず登録しているのは一社だけ、「ハイクラス人材の~」と謳っているところだけである。現時点で自分で会社を興し、一応受注もできている状態なのになぜ登録しているのか?当然、今転職したいわけでは無く、世の中でどういう職のオファーが出ていて、それがいくらくらいなのかを知るため。
そういう目的なので、エントリはしているけど詳細の情報は登録していない。メールやFacebookでたまに「職務経歴書を登録しなさい」とフォローされるけど、無視して放置している。職務経歴書を登録すると、よりマッチしたオファーが厳選されて届くらしいのだが、厳選されてしまうと困るw。
あと、こうやって放っておいたらいつまで使えるのかという、耐久テスト的な意味合いもある。登録してまだ半年くらいだが、転職期間が数年という長期の人は少ないはず。そういうわけで、もしかすると別のフォロー(まじめに転職活動しないなら一旦やめろとか)が来るかもしれないという期待を持っている。登録しているだけで全くレスポンスしないわけで、転職サイト側から見ると正しい顧客(利用者)ではない。きちんと顧客(利用者)管理していればアラートが上がるはず。何かアクションを起こすかどうかは分からないが。人力部分は少なそうなので、こちらが放っておいたら転職サイト側も大したコストではないので放っておくかも。
今のところ、来たメールを見ては「経営幹部800万円/年、うわww」とか「広報責任者1,200万円/年、おおすげえな」とか見ている。こうやって見ておくと、ウチの会社が値付けをする時にも市場価格が分かるので、交渉の際のテーブルも作りやすいし。
で、こういう風に見ていると、一般社団法人 日本ニアショア開発推進機構 Webサイトの単価情報は安過ぎないかと。首都圏価格でこんなに安かったら、いわゆる本当のニアショアは高目のオフショア地域よりも価格が下になりそう。円安だから事実上のドルペッグ通貨の国は高くなってるし。
しかも実際のニアショアを見てみると、都道府県単価情報(2015年度版) | ニアショア機構では東京都1.0に対して最下位青森県0.65。すごいな、物価差以上の差だろこれ。IT系の商売が成り立たないじゃん。
去年、こんなの書いてた。
ニアショア機構の単価や係数が正しいとすると、ITエンジニアは生存不可能な地方が存在することになる。 必要かどうかじゃなく生存不可能w。
そういう意味でも、すぐに転職する気は無くても、市場価格を知るという意味で転職サイトに登録しておくべきかなと思う。
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