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てきとーに生きている奴の日記

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「ルールに従ってください」という普通の人たちを悪者にするのはかなり危険 #子連れ会議OK

オレも子連れ会議OKだとは思うがこの記事はひどい。

 

 「#子連れ会議OK」の動きについて、駒崎さんは「これまで当たり前だとされていた抑圧を『実は違うんじゃない』と照らし出す必要性があると思う」とBuzzFeed Newsの取材に語る。

影響力のある人たちの動きに「心強く思いました」とした上で、かつてアメリカで公民権運動のきっかけの一つを作ったローザ・パークス氏を引き合いに出し、こう訴える。

「『バスを降りろ』という白人運転手に対し、ローザ・パークスが『降りません』と言い放ち、投獄されるという『パフォーマンス』がなければ公民権運動の広がりはなかったでしょう」

「同様に、誰かが異議申し立てをした際に、それを受けて社会側がアクションを取り、これまで当たり前だとされていた抑圧を『実は違うんじゃない?』と照らし出す必要性があると思います。ローザ氏の異議申し立てによって、黒人への差別構造が照らし出されたように」

 

いやいや、今回の場合事の発端は議員。議員ですよ。つまりルールを作る側。問題はそこ。いきなり子連れ(&マスコミ連れ)で現れてというのが問題。今まで何やっていたんだという話。麻生太郎「今までなにやってたんだ?」AAを貼りたい気分。

 

オレは冒頭に書いた通り子連れはありというスタンスだけど、ニュース出たその日に同じ話を書いている。

 

そういう意味では、ルールを作る側になりえない状況だったアメリカの公民権運動を持ってくるのは、かなり筋が悪い。ルールを作る側の議員とは何段階も立ち位置が違う。

 

私企業だったら話は簡単で、職場の責任者や職場の人たちがOKなら子連れOKだし、子供どころか犬や猫がいる職場もOK。その場にいる人たちがルールを作れるんだから。

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オレも前任のウェンディの時に、ミーティングのあと挨拶したことある。 たまたまではなくORACLEの担当者さんに事前に調整をお願いして。社員犬ウェンディにもいろいろスケジュールってもんがあるので、ミーティングする双方の都合だけでなく、ウェンディのスケジュールにも合わせる形で実現していただいた。

 

 この議員さんも今までも色々働きかけはしてきたのかもしれないが、結局ルールを作る側にいる議員が議題に上げることもできずに強行突破に来たというところが問題視されているわけで、そこを無視して「#子連れ会議OK」というのはこのハッシュタグを貼っている人たちの私企業等の会議とは別の問題である。

 

「ルールに従ってください」という普通の人たちを悪者にするのはかなり危険である。みんなあれこれ我慢しながらルールに従って社会を形成している。いきなりルール破りをしてそれが称賛されるようになると、力があるものが我が物顔で生活できる世界ということになり、弱者がさらに厳しい立場に追い込まれかねない。今回、この女性議員は弱者側のつもりでこのようなことをしたのかもしれないが、このような横車が通るようだと結局色々状況が進んでみたら弱者がさらに弱者化したということも起こりうる。

 

この議員さんは議員という職をなんだと思っているんだろう。まさか、ルールを作る側にいることを認識していないなんてことはないよね?

 

オレは議会でも子連れありだと思うけど、議会って議会開催時に議場に入場できるのは市長と議員と議会関係職員と事前に招致された人(市なら市職員とか市から何かを委嘱された専門家とか)って決まっているわけで、そこに議員の子供は入っていない。議会のルールを作るのも議員なんだから発議ぐらいしろよという話。今は子連れNGというルールさえない、議場に入場できる人のリストに入っていないというだけ。

 

子連れNGルールが無い場所なら子連れOKですよ、今も昔も。

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