今月に入ってからの動きを時系列で追っていくと、すごく納得感がある。まずは淡々と。
簡単に言えばTポイントからの離脱。
●洋服の購入頻度と1カ月あたりの平均購入金額は?
購入頻度は、男女ともに「2~3カ月に1回程度」が最多
購入金額は、男性は「3,000円未満」、女性は「5,000~10,000円未満」が最多●洋服を買ってから手放すまでの期間は?
男性は「擦り切れるまで」が3割
女性は「2~3年程度」が3割
この2つの記事は同じニュースソースだと思うんだが、NHKのほうは店舗運営全般に関係する話でAIを使って発注したりとかで、日経の方はリコメンドの話。同じニュースソースからリコメンドをメインに書くとは日経はセンス無い。
ファミリーマート起点で見ていくと、Tカードは(ファミマにとって)デメリットの方が大きいぞ→LINEからなかなか面白い提案→じゃあ一緒にやりますか、Tカード邪魔だからやめようっと……という感じの流れに見える。
このエントリのタイトルはこのツイートから。
「Garbage in, garbage out.」(ごみをあさっても、ごみしか出ない)という言葉を思い出した。 https://t.co/qWopOUGG0X
— 城田真琴 (@Makoto_Shirota) 2017年6月15日
昨日CCCの話書いたらこれ系元職の人が久しぶりに連絡とってきたけど、そもそもTSUTAYAみたいにコンテンツ買えずにレンタルで済ますドブ客のデータいくら運用してもドブさらいにしかならないとなぜきがつかなかったんだろう? https://t.co/rJJOxZ1VsX
— 山本一郎(やまもといちろう@告知用) (@kirik) 2017年6月15日
このブログでも何度かCCCのデータについては見てきた。直近では228日前のこれ。あとは関連記事として下に出るはず。
毎回、出てくる話出てくる話、どう見てもCCCの言うような「いい感じ」にはならないですねという展開になってしまうわけだが、
- 「Garbage in, garbage out.」(ごみをあさっても、ごみしか出ない)
- ドブ客のデータいくら運用してもドブさらいにしかならない
という的確な表現が出てこなかった。オレの力不足である。
ファミマに切られたらトランザクションが半減以下に減るんじゃないかという危惧は措いといて、結局分析能力の低さはどうしようもない。多分、数字に対するセンスが無い。もう一度このニュースリリースに戻る。
●洋服の購入頻度と1カ月あたりの平均購入金額は?
設問がおかしい。購入頻度はいいんだけど、なぜ1か月あたりの平均購入金額にする? 1回あたりの購入金額だろ。自分のところでデータを集計するんだから、RFM分析のF(Frequency)とM(Monetary)を得ることができる。わざわざ1か月平均にする意味がない。Mは普通に1回あたりを聞く方が金の使い方の傾向が分かる。
平均の方が分かりやすいと思ったんだろうけど、おまえらは小学5年生かよ。平均の初出は小学5年生、平均について統計的に考察するのが小学6年生。CCCは小学6年生レベルに到達していないということになる。
洋服のように購買がシーズンに数回みたいな商品の場合、どのような金の使い方をするのかが重要。均していくらじゃない。さらに言えば、せっかくのアンケートなんだから季節性も聞くべきだった。多分冬物の方に使う金額が多いはず。
関東にも本格的に梅雨の時期がやってまいりました。来月にはじめじめとした梅雨が明け、夏の到来とともに百貨店やショッピングモールなどでは夏のファッション・セールが開催されます。そこで今回のTアンケートでは、ファッションの波がやってくる直前に「ファッションに関するアンケート」調査を18~69歳の男女1,600名を対象に実施いたしました。
ファッションの波wwww
というか欲しいものはセールになる前(売り切れる前)に買うんじゃないの?セールで買うのは残っている中にも掘り出し物があるからだし、流行物じゃない場合翌年同季節用に買っておくとか。
確かに言葉は悪いがセールでしか買わないなら「コンテンツ買えずにレンタルで済ますドブ客」だわ。というかアンケート結果がそれを裏付けている。1か月平均3,000円じゃ、まともなスーツ一着買えないし。
男性の3人に1人は、「洋服を擦り切れるまで着る」
とCCCが公表しているようにそういう客層なんだな、Tカード。
というかTカードの履歴で使う金額分かるんじゃねーのと思ったけど、服飾関係のデータがほとんど無いんですね。データ無いからアンケート、そのアンケートの取り方もセンスが無い。
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関連記事が全然違うので少し貼っておく。