読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

いろいろやってみるにっき

なんとか自分の会社を立ち上げるところまで漕ぎ着けた、てきとーに生きている奴の日記

関連記事を探すときは、読んだ記事と同じカテゴリをクリックしてください。

記事のカテゴリは記事タイトル下に表示されています。カテゴリ一覧はサイドバーにあります。


国税のクレジットカード納付 kokuzei.noufu.jp いろいろな謎

Tech biz 言及した

昨日2017年1月4日から、国税のクレジットカード納付サイトが開設された。

 

実際のサイトは下記。

 

国税庁のほうには国税クレジットカードお支払いサイトの説明がある。

  [手続名]クレジットカード納付の手続|納税証明書及び納税手続関係|国税庁

 

色々謎の部分があるので、謎は謎のままとして、判明した部分も含めてまとめた。

新解さんの謎 (文春文庫)

新解さんの謎 (文春文庫)

 

続きもある。県税や市税でも、同じ問題を抱えるサイトが出てきた。

 

謎1 トヨタファイナンスの受託案件だけど

国税クレジットお支払サイトには先頭に、

本サイトは、国税庁長官が指定した納付受託者(トヨタファイナンス株式会社)が運営する国税のクレジットカード納付専用のサイトです。

と書いてある。

 

最初のブックマークの通り、国税庁からトヨタファイナンスが受託した案件であることは、国税庁の調達サイトでも示されている。2016年5月分(Excel)である。

  https://www.nta.go.jp/sonota/chotatsu-kobai/chotatsu/tekiseika/documents/2805-3.xlsx

これだと単位が分からないけど、1円受注だった。調べてみると、単価1円で5,280,000件の契約ということらしい。

  • 公示種別:落札公示
  • 調達件名:インターネット上でのクレジットカードによる国税の納付受託業務の委託(単価契約)5,280,000件
  • 調達機関:担当官 国税庁長官官房会計課長 大内 聡 (東京都千代田区霞が関3―1―1)
  • 所在地番号:13(東京都)
  • 調達機関番号:015(財務省)
  • 品目分類番号:67(情報及びデータのオンラインでの処理)
  • 落札価格:1 (1円)
  • 契約方式:一般
  • 落札者:トヨタファイナンス株式会社(東京都江東区東陽6―3―2)
  • 落札方式:最低価格
  • 開札日:28. 5.17
  • 入札日:28. 2.15
  • 調達方法:購入等

最初、この件数を見落としていた。 

 

ところがである。国税クレジットお支払サイトの最下部にある「プライバシーポリシー」や、「このサイトについて」「個人情報の取り扱いについて」などには全部GMOペイメントゲートウェイ株式会社の名前が出てくる。

 

そして運営形態は下記の通り。ツイートでは書いていないけどDNSIIJ

 サーバ証明書はブラウザでわかるが、それ以外もaguse.jp: ウェブ調査Netcraft Site report for kokuzei.noufu.jp で調べてみるとわかる。

 

運営実態はどう見てもGMOペイメントゲートウェイトヨタファイナンスが運営しているという部分が見えてこない。

指定事業者になる資格要件を満たさないのか、トヨタファイナンスに顔を貸してもらっているような状況ではないのか。

この説なんだろうなあ。都税 クレジットカードお支払サイトも同じくGMOペイメントゲートウェイ。都税のほうも東京都とトヨタファイナンスの契約なんだが、サイト内のあちこちにGMOペイメントゲートウェイが出てくる。この納付サイトは、国税庁や東京都主税局とGMOペイメントゲートウェイが直契約できる要件を満たさない部分があって、トヨタファイナンスに前に立ってもらったのかも。

GMOペイメントゲートウェイってたくさん書くと、ゲシュタルト崩壊するw

 

GMOペイメントゲートウェイは、決済代行できる会社を調べると必ず名前が出る大手。なので、この手の案件でGMOペイメントゲートウェイが出てくることについては、契約形態を除けば違和感は無い。

  有名決済代行会社24社を徹底比較の決済比較君

 

一方のトヨタファイナンスは、クレジットカード事業についてはイシュアーやアクワイアラ業務はやっているけど、決済代行はやっている様子が無い。


 

謎2 なぜgo.jpじゃないの?なぜEV SSLじゃないの?

謎1にも挙げたように、運営実態がトヨタファイナンスGMOペイメントゲートウェイだとすると、go.jpが取得できないというところまでは分かる。しかし、このようなサイトでEV SSL証明書を使わない理由は謎のままである。単にケチなのか、GMOペイメントゲートウェイの担当者がEVを知らないだけなのかも謎である。都税のほうも同じ。

 

発注形態上go.jpが使えないというところまでは仕方ないが、(URLやサーバ証明書まできっちり見たりしない一般人にとって)フィッシングサイトと見分けが付けにくいOV SSL証明書はまずい。

 

都税のほうはこういうサイトもある。

  Welcome to zei.tokyo.jp

と思ったら、国税の方もこういうサイトができていた。

  ここは「国税クレジットお支払いサイト」ではありません。

 

謎3 単価1円×5,280,000件の契約

再掲だが落札情報一覧4(政府調達) : インターネット上でのクレジットカードによる国税の納付受託業務の委託(単価契約)5,280,000件という国税庁からトヨタファイナンスが受託した落札情報がある。

http://4.bp.blogspot.com/-1KD7yKObrlU/Vq89Ek5SpWI/AAAAAAAA3lg/AZCTHh_kyT0/s800/money_zeikin.png

 

 

落札内容には期間が無い。5,280,000件で打ち切りなのかな。で、受託者トヨタファイナンス、実質的な運営者GMOペイメントゲートウェイとして、なんらかの分け前の分配がある5,280,000円で、このようなサイトというか納付事務を運営できるものなんだろうか。それとも5,280,000円以外にも手数料収入があるスキームなんだろうか。実入りが少ないからケチってEV SSL証明書にしなかった?

 

もうひとつは、法的な問題。オレも国税通則法を見てみたけど、どう解釈すべきかは分からなかったので意見は無し。だからこのエントリのタイトルも「謎」とした。

代わりにひろみちゅ先生のツイートを貼っておく。多分このように解釈するんだろうなとは思うが、今のところ同意でも不同意でもない。

 

トミカ トミカタウン セブンイレブン

トミカ トミカタウン セブンイレブン