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いろいろやってみるにっき

なんとか自分の会社を立ち上げるところまで漕ぎ着けた、てきとーに生きている奴の日記

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好きなようにしてください

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今週のお題「プレゼントしたい本」

 

ここ数日、このブログが話題である。

大学を中退して起業するという話。オレは読んだけど、ブクマしていない。見たときにはすでに1,000近いブックマークだった。ブックマークしていなかったけど、はてブから探すのも面倒で、「レール 中退」でぐぐっただけですぐ検索できるのはすごい。

 

で、レールに沿った人生、レールに沿わない人生って結局後解釈だよねぇと思いながら読んだのだが、驚いたのは

とりあえずで入った大学生活には、ワクワクすることは1つもなかった 

だったりした。大学って、受動的にワクワクさせてもらう場所ではないはずなんだけど。入学して「ワクワクすることがあった」「ワクワクすることが無かった」と言っていいのは、ほぼ義務教育化(高等学校教育の現状 - 文部科学省[PDF]によればH24で進学率96.5%)している高等学校まで。小中高や専門学校/専修学校などと違って、大学は教育機関というだけでなく研究機関でもあり、やりたいことは能動的に自分で決めていかなければならない。専門学校/専修学校などは知識や技術・技能を身に付けに行く場所だから、大学とは違う意味でワクワクしにいく場所ではない。

 

入った大学がミスマッチだったということは、まああるだろう。一般の学生は、入ってくれと頼まれたわけじゃなくて「志望して」「受験して」「合格した」から入学したはずではあるのだが。外からと中に入ってからでは情報量が異なる。自分の実現したいこととのミスマッチはありうる。

 

件の元学生さん(今の状況だと元学生としか書きようがない)の場合、先のエントリのコンテキストはそういう話でもなさそうだが。まず大学を辞めたけど、まだ企画段階で、これから4か月以内に起業しますとか、ロードマップがおかしいし、やりたいことを能動的に決めて動くべき大学生活を辞める理由としては薄弱。大学を辞めること、起業することが目的化しているようにも見える。どうでもいいっちゃ、どうでもいいけど。

志望校じゃなかったりミスマッチだったりして、仮面浪人する人たちのように、仮面起業家として大学に籍を置いたまま活動するという手もあった。

http://4.bp.blogspot.com/-_CH7GTjaQeg/VvKZDKSDd7I/AAAAAAAA5Es/0Tm5GM6s0Yw5gv_csyznfSXMtnG0x_T-g/s800/juken_rounin_kamen.png

 

読み物としても面白い書籍がある。件の元学生さんにも役に立つかもしれない。

好きなようにしてください

好きなようにしてください

 

Kindleのほうが検索性が高いのでいいかもしれないが、紙の書籍もある。 

好きなようにしてください―――たった一つの「仕事」の原則
 

Amazonの商品紹介を引用する。

内容紹介

仕事の迷いに『ストーリーとしての競争戦略』の著者が答えを示す!
「大企業とスタートアップで迷っています」
「30代でいまだに仕事の適性がわかりません」
「キャリア計画がない私はダメ人間ですか?」――
20代~40代から寄せられた仕事の迷いや悩みに対して、時に厳しく、ユーモアに溢れた視点で楠木建氏がアドバイスを送る。

・人生はトレードオフ。その本質は「何をやらないか」を決めること。
・環境の選択は無意味。「最適な環境」は存在しない。
・趣味と仕事は違う。自分以外の誰かのためにやるのが仕事。……など

内容は、オレが嫌いなNewsPicksでの週1の連載。読者からの仕事生活にかかわる「迷い」や「悩み」の相談文に対して、著者である楠木健教授が答えるというもの。NewsPicksでは随分不評だったようだ(と、著者の楠木健教授が「はじめに」で書いている)。NewsPicks好きの薄っぺらい人たちに不評だったのが納得できる、ちょっとレトリックが入っていたり、あえて回りくどく書いていたりする面白い内容なのだが。

 

引用部分にあるように、『環境の選択は無意味。「最適な環境」は存在しない。』とか、『自分以外の誰かのためにやるのが仕事。』とか、当てはまる可能性がある。

 

「はじめに」やコラム、「終わりに代えて~」などを除く相談は50章。どれも面白いのだが、そのうち49章のほとんどで本のタイトル通り「好きなようにしてください」という回答から始まる。大学が能動的にワクワクを作る場所だと気づく前に辞めてしまったのはもったいないが、件の元学生さんに役立つ章があるかもしれない。

なお、50章目は「好きなようにしてはいけません」 。これに当てはまらないことを祈ってこのエントリを締める。