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いろいろやってみるにっき

なんとか自分の会社を立ち上げるところまで漕ぎ着けた、てきとーに生きている奴の日記

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なります

misc

なんという耳障りの悪い(あえて誤用)言葉なんだろう。*1

なりますなりますうるせえよ。って書くと、ひらがなばっかりでゲシュタルト崩壊しそうだ。

 

成増の話では無い。語尾が「なります」というバイト敬語である。この頃はTVで格式あるはずの旅館やホテルや飲食店などの主人などでも、「なります」を多用する人が多くて閉口する。「です」「でございます」ではダメなのか?

 

漢字を当てると「成ります」や「為ります」だと思うんだが。「成ります」や「為ります」は下記のスクリーンショットどおり。「生ります」や「鳴ります」ではますます意味が通じない。

f:id:shigeo-t:20160726171909p:plain

 

普通に「です」なら「である」「だ」の丁寧表現だし、「である」には「であります」という丁寧表現もある。

「でございます」も同様である。

[連語]《断定の助動詞「だ」の連用形+補助動詞「ございます」》「だ」「である」の意の丁寧表現。

 

バイト敬語の気持ち悪さは、元々異なる意味の語を持って来て、さも丁寧であるかのように使うところだが、元々の意味が異なるので収まりが悪い。

 

 配膳係「ラタトゥイユのスキアッフォーニになります」

 客「完成した料理を持って来て」

 

ということもありうる。「なります」は状態の遷移を示すためだ。丁寧に上品に言うなら、

 

 配膳係「ラタトゥイユのスキアッフォーニでございます」

 

であろう。いやオレだって、そこらへんのバイトの皆さんがバイト敬語使っていたって、まあそういうもんだし、バイトがバイト面して出てくるような店なんだから腹も立たない。そうじゃないはずの人たちが『丁寧な言葉を使っています』という体(てい)でバイト敬語を話すから気持ち悪い。

 

 以前にも下記のようなことを書いたが、須らく下品なる手皿を廃すべし(おお、正しい用法だ)という話でもない。手皿は品の無い行為だよということが分かっていて、適した場面で手皿を使うのは別に何とも思わない。皿をすぐに手にできないBBQ中に、ちょっと汁をたらしそうになるとか。

 

バイト敬語も同様であり、バイトの人がバイトの時に使うのはまあ仕方が無い側面もある。そうではないから座りが悪く、聞いていて気持ちが悪い。取材しているTV局の人たちがバイトじゃない人のバイト敬語でNG出さないのは、言葉を知らないのか、NGを出す時間的な余裕が無いのか、NGを出す関係性を構築できていないのか。こんな基礎的な言葉を知らないのだとしたら、ちょっと自分の商売をなめすぎなんじゃないだろうか。

NHK間違いやすい日本語ハンドブック

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