iOS9の裏で、すでに見捨てられることが決定しているWindows RT 8.1にも機能向上プログラムが配布された。これでWindows RT 8.1 Update3ということになるようだ。
https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/3033055
見た目Windows 10風ではあるが、現在のWindows 10ではなくWindows 10 Insider Preview途中の電源ボタンの位置である。Windows 10 Technical Previewで上のスクリーンショットの4番の位置に電源メニューが移ったと記憶している。
勝手に入るけど勝手に設定されない
KB303355は、通常のWindows Updateでインストールされる通常の更新プログラム。KB303355がインストールされても、スタートメニューは従来のWindows RT 8.1のまま。
しかし、デスクトップにこのようにポップアップが出る。
ポップアップをクリックすると、KB303355の説明がModern UIのInternet Explorerに表示される。URLのen-usをja-jpにすると日本語表示になる。ただこのIEに表示されたものは単なる説明。
実際の操作はデスクトップ画面に戻り下記の手順。
- タスクバーを右クリックし、「プロパティ」を選択。
- 「スタートメニュー」タブを選択し、「スタート画面ではなくスタートメニューを使用する」にチェックを入れる。
- 「スタートを変更」というダイアログが表示されるので、[サインアウトしてスタートを変更]をクリックorタップ。
- サインイン画面もWindows 10風に切り替わっている。
- サインイン完了後にWindowsボタン等を押すとスタートメニューが表示される。
スタートは変わったけどModern UIとデスクトップはWindows RT 8.1の仕様のまま
ストアアプリはModern UIモードでしか動かないようだ。例えばOneDriveアプリを表示すると全画面表示になる。
ここでマウスカーソルを一番上に持って行くとタイトルバーが表示されるのだが、Windows 10では「最大化」ボタンや「元のサイズの戻す」ボタンが表示される。しかし、Windows RT 8.1 Update3ではこれまでのWindows RT 8.1と同じように「最小化」「閉じる」ボタンしか表示されない。
いつまで面倒見てくれるんだろうWindows RT。