Windows 10ではタブレットモードが搭載されている。Windows 8はModern UIがメインでデスクトップはそこから起動するイメージだったのだが、Windows 10ではPCでWindowsを起動するとデスクトップがデフォルトで立ち上がる。
前回、通知領域にある「通知」を押してみるとタブレットモードというボタンがあることに気付いた。
押してみると、色々デスクトップとは異なる表示や動きになるので、今回はそれを確認する。ただし、操作するのはタブレットではなくPCである。
Windows 8.1タブレットの場合、ディスプレイ上以外に用意されているボタン類は電源、音量(上、下)、Windowsキーだけだと思うのだが、PCで操作してみるとAndroidと同じように何かボタンが無いと操作しにくいように思った。
タブレットモードに
「通知」を表示する。「通知」は右下の日付・時計から左に2つ。右から日付・時計、IME、「通知」の順である。ここまではよほど設定を変えない限り、どのPC/タブレットでも同じになるだろう。
[タブレットモード]を押してみる。スタートメニューが全画面表示になる。また、タスクバーのアイコンが無くなる。なおスタートメニューではなく何もないデスクトップ画面のときもある。
Windowsキーを押してみる
Windowsキーを押してみると、スタートメニューが消え、アイコンも無い壁紙だけの画面になる。
Modern UIのアプリを起動してみる
スタートメニューから「天気」を起動してみた。Windows 8のModern UIと同じように全画面表示のみのようである。
デスクトップアプリを起動してみた
こないだ入れたWord 2016 Previewを起動してみた。
全画面表示である。タイトルバーの最小化ボタンと閉じるボタンは動作するのだが、最大化ボタンは押しても何も変化しない。タブレットモードの時はどのアプリも何がなんでも最大化ということかも。
[Windows]+[R]を押してみる
キーボードを付けていないタブレットだと[Windows]+[R]は押せないわけだが、Surfaceなどのように簡単にキーボードを接続できるWindowsタブレットも多い。そういうタブレットを使っている人たちは、多分[Windows]+なにかを押すに違いない。 [Windows]+[R]で起動される「ファイルを指定して実行」は全画面表示である。やはりなんでも最大化ということらしい。
[Windows]+[X]を押してみる
Windows 8から管理系アプリの起動メニューになって便利な[Windows]+[X]。押してみると、普通にメニュー表示された。
[Alt]+[Tab]を押してみる
ここまでいくつかアプリを起動した。タスクリストを表示する方法は、タスクビューアイコンをクリックである。
しかしタスクビューアイコンは、スタートメニュー表示時には無い。[Alt]+[Tab]を押すと同じようにタスクビュー表示ができる。
タブレットモードを解除してみる
解除してみると、起動していたアプリが最大化を解除された状態で表示される。
あと、タスクビューではデスクトップを増やすことができる。PCで使う時は問題ないが、タブレットモードで使う時にデスクトップを増やしてしまうと、どのアプリも全画面表示で同時表示ができないため、ちょっと煩雑である。
といった感じで、このまま製品化だとすると、ちょっと荒削りかなという出来栄えである。タブレットに入れて確認できるといいのだが。買う予定が無い。