いろいろやってみるにっき

てきとーに生きている奴の日記

古いエントリのサムネイル画像がリンク切れになってたりするけど、チマチマ修正中


高速道路を使って移動するならNEXCO東日本の「ドラぷら」がいい

ゴールデンウィークは道路渋滞は付き物。やはり長時間拘束される渋滞は高速道路上のものが多い。

そういうわけで旧日本道路公団、現在のNEXCO東日本NEXCO中日本NEXCO西日本は、それぞれ経路検索機能をWeb上で提供している。そしていずれも旧日本道路公団都市高速道路各社のICやJCT、SA/PAを網羅している。

 

車載ナビやスマートフォンなどのナビアプリなどでも経路検索はできるし、「オラ全マップ頭に入っているからナビなんていらんぞなもし。」というお方もいるわけだが、それでも「ドラぷら」でチェックしておいたほうがよい。

 

ポイントは、出発前に車に乗らなくても渋滞予測を踏まえた経路検索ができること。車載ナビ派は必ず車に行かなくては経路検索できないし、車載ナビはVICSなどでリアルタイムの渋滞情報把握は得意だが、先の出発時間の渋滞予測はできないか得意ではない。

 

NEXCO3社のそれぞれの経路検索機能、UI/UX的に使いやすいのは人それぞれだと思うが、NEXCO東日本の「ドラぷら」がお勧めなのは渋滞予測が分かりやすく入っていること。

では経路検索を比較してみたい。上から東日本「ドラぷら」中日本「ドライブコンパス」西日本「料金・経路検索」である。

実際にはこんな大移動はしないのだが、渋滞が予想される区間を通ったり、回避したりの検索をこのゴールデンウィークの渋滞予測を踏まえていくつかやってみる。

まず5/2 9:30スタートの八戸─博多東である。NEXCO3社と複数の都市高速道路各社を使う経路である。避けようが無い渋滞ポイントが東北道内に存在する。順に検索結果冒頭を見てみる。経路の設定はそれぞれ文字入力や地図で位置指定などがサポートされている。今回の論点はその部分の使い勝手ではないので省略。あと、休憩時間を加味できないのはいずれも同じなので考慮外とする。そちらはリアルタイムな渋滞情報を使う車載ナビや、スマホのナビアプリのほうの範疇であろう。

f:id:shigeo-t:20150430045924p:plain

f:id:shigeo-t:20150430045951p:plain

f:id:shigeo-t:20150430050021p:plain

検索結果は後で細かく見るとして、それぞれの特徴が出ている。「ドラぷら」「ドライブコンパス」は3ルートの検索結果で、それぞれ渋滞予測を加味した結果を表示している。西日本の「料金・経路検索」は2ルートで渋滞予測は加味していない。その代り、どの経路を通るのかがここで分かる。上でUI/UXは好みの問題と書いたのはこのような差異があるからでもある。西日本の「料金・経路検索」はこの時点で大まかにわかるという利点がある。しかし、渋滞予測は別途となっており、この時点で予選敗退である。

 

では渋滞予測を加味した経路検索結果の比較ということになるわけだが、「ドラぷら」「ドライブコンパス」はそれぞれ20時間50分という結果。ただし通るルートが異なるので料金は異なる。ルートが違うのに総距離が同じ1738.8kmというのもなんか日本の高速道路網すごい。予選敗退の西日本の「料金・経路検索」も含めてちょっとスクロールして比較する。

f:id:shigeo-t:20150430051337p:plain

f:id:shigeo-t:20150430051341p:plain

f:id:shigeo-t:20150430051345p:plain

まずは予選敗退である西日本の「料金・経路検索」を先に片付ける。ルートの右上に 渋滞予測を考慮した到着時間を調べるというリンクがある。ここをクリックすると、別途検索用のアイコンがある場所に飛ぶ。赤枠で囲んだ部分である。つまり西日本の「料金・経路検索」では渋滞予測を加味したルートは分からないけど、お勧めされたルートの渋滞予測情報はこのように別途検索すれば分かるということである。

f:id:shigeo-t:20150430051850p:plain

飛んでみるとこんな感じ。赤枠で囲んだ部分だが渋滞予測を加味すると+57分ということが分かる。複数経路が予想できない出発地~目的地検索であれば、西日本の「料金・経路検索」でもいいじゃんという人もいるだろう。渋滞予測を知るためには2度手間だけど。

f:id:shigeo-t:20150430052028p:plain

続いて「ドラぷら」。経路上に最初から渋滞予測が記載されている。

f:id:shigeo-t:20150430052352p:plain

一方の「ドライブコンパス」には記載がなく、どこが渋滞ポイントかわからない。「ドラぷら」は安代(あじろ)JCTから先で通常138分のところ160分だよと教えてくれている。+22分のほうが分かりやすいのだが、無いよりはいい。

この先は経路検索結果の差異がある。まず「ドラぷら」。富谷JCTから太平洋に向かう。

f:id:shigeo-t:20150430053232p:plain

一方の「ドライブコンパス」は郡山JCTから日本海に向かう。

f:id:shigeo-t:20150430053420p:plain

つまりルート1の検索結果の差異は太平洋ルートか日本海ルートかという大きな違い。距離も時間も同じで料金は安い(26,430円対24,080円)という「ドライブコンパス」の方が良いという結果かも。

 

しかしである。渋滞予測の経路表示上への反映、NEXCO東日本管内の東北道じゃNEXCO東日本の「ドラぷら」が優位じゃんというように思う人もいるだろう。そこで先にNEXCO中日本管内の渋滞予測箇所を見ておく。上の検索結果で「ドラぷら」で中日本管内の渋滞ポイントを見ておく。三ヶ日JCT─豊田JCT間である。

f:id:shigeo-t:20150430054312p:plain

双方ここを通るルートで再検索。5/2 18:50発で御殿場─名古屋間で検索する。

f:id:shigeo-t:20150430054908p:plain

f:id:shigeo-t:20150430054923p:plain

経過時間が異なる理由は分からないが、20:30三ヶ日JCTまでは同じ。渋滞予測が経路内に記載されていて分かりやすいのは「ドラぷら」である。経過時間が異なる理由が分からないのに後着する「ドライブコンパス」という図式でもある。

 

どの経路を通るか、どこで休憩するかというのはアクティブセイフティの一環。そういう観点では「ドラぷら」の方が渋滞ポイントが分かりやすい。というわけで「ドライブコンパス」にも良いところはあるが「ドラぷら」のほうをお勧めしたい。余裕があればこの2つで比較なのかも。

あと中日本のほうはiOS/Androidスマホアプリも提供している。車載ナビが無い、あるいは同乗者なんだけど自分でも調べたいといった場合はそちらもいいだろう。 

 

お時間あったら、他のエントリもクリックして頂ければ幸いです。