今日から企業で労働する人たちすべてに送る言葉。
「上司は使うためにある」
逆だと思ったら大間違い。
- 上司にはあなたよりも社内(さらに上位の上司、他部署)に対して働きかける力がある
- 上司はあなたよりも顧客に対して働きかける力がある
この2点は企業に入ったばかりのあなたでもすぐにわかるだろう。
上司はあなたや他のメンバーに作業の指示をする。あなたに与えられるのは、最初は単純な作業だろう。あなたの成長に伴い、与えられる作業の内容は高度化する。そしてもっとステージが上がると、割り振られるものは"作業"から"仕事"に変わる。
1つ1つの作業は部下であるあなたがこなすべきものである。しかし、仕事となると関係先も社内外に広がり、あなたの手に余るものも出てくるだろう。将来のあなたにとっては数分で済むようなことであっても、今のあなたにとっては難しいことかもしれない。
その時、上司は「将来のあなた」である。今のあなたの手に余る調整やコンタクトや折衝は、上司にとっては通常業務の範囲内の難易度だったり、上司が顔を見せるだけで相手先・関係先にあなたを信用させることができたりする。あなたが上司を使うべきところはココである。 初めてアポを取るタイミング、折衝で決めのタイミングなど、上司をうまく使う事で円滑に進むケースが多い。
どこで、どのタイミングで上司を使うべきなのかはよく考える必要があるが、よいタイミングでの上司の投入は上司も喜んで協力してくれるはずである。できる上司なら。彼らもそうやって上司を使ってきたのだから。
難しい仕事を任されるようになったら、是非「上司は使うためにある」という言葉を思い出して欲しい。