雨ですなあ(挨拶)。
「Chrome Remote Desktop」のAndroid版公開 iOS版も年内に - ITmedia エンタープライズ ということでChrome Remote DesktopのAndroid版が出た。Chrome Remote DesktopについてはGoogle、Chrome拡張機能でマルチプラットフォームのリモートデスクトップ操作を可能に - ITmedia ニュース ということでリリースされたときに少し触ってみて、使いにくいのでそのまま忘れてた。
OS X Server搭載Mac mini「画面の共有」/「TeamViewer」の設定でMacのリモート設定を確認したが、「画面の共有」「TeamViewer」とChrome Remote Desktopを比較してみる。Windowsのほうはやってみる人多そうだし。
Chrome Remote Desktopの設定
Chromeのインストール
OS X Server搭載Mac miniにはまだChromeを入れていなかったので、インストール。
Chrome Remote Desktopのインストール
ChromeのアプリアイコンをクリックしChrome Remote Desktopを検索し、インストールする。
アイコン名は「Chrome リモート デスクトップ」で出来上がっている。表記はChrome Remote Desktopのままでいく。
Chrome Remote Desktopのセットアップ
「Chrome リモート デスクトップ」アイコンをクリックすると、アクセス許可を求められる。
リモートサポート
接続した後の基本的な動きは「リモート サポート」でも「マイ パソコン」でも同じなのだが、「リモート サポート」のほうはその名の通りリモートでサポートするための機能。そのためリモート接続者単独では接続できない。Mac側で[利用を開始]をクリックし、下のように表示される12桁のPINを伝える必要がある。
マイ パソコンの設定
[利用を開始]をクリックする。
[リモート接続を有効にする]をクリックする。
[OK]をクリック。
ダウンロードしたdmgファイルをクリック。
[続ける]をクリック。
[インストール]をクリック。
管理者のパスワードを入れて[ソフトウェアをインストール]をクリック。
[閉じる] をクリック。
そのままPIN入力の画面になるので任意のPINを入れる。ダイアログの桁数指定が消えているので何桁以上なのか分からない。
失敗するww。
「リモート アクセス サービスが開始できませんでした。」のリカバリ
Mac miniにUSB機器をつないでみる2でも経験した通り、アクセス権限が厳しく設定されているためではないかと思ったが、特に設定を見つけられず。そこで一旦リブートしてみると、「Chrome リモート デスクトップ ホストの設定」が表示される。ここでも同じPINを入れる。
リモート接続可能となる。そういうわけで、もし一発目のChrome Remote DesktopインストールでうまくActiveにならない場合、Macをリブートしてみるしかない。
今回はシステム環境設定の中にChrome リモート デスクトップ ホストの設定が追加されている。
Windowsから操作してみる
接続可能コンピュータの表示
Chromeを起動し、ChromeアプリのChrome Remote Desktopを起動する。「マイ パソコン」のほうの更新アイコン(マイ パソコン枠内右上丸い矢印のやつ)をクリックすると、上で接続可能設定したMacのコンピュータ名が現れる。
PIN入力
PINを入れる。
共有した画面の利用
Windowsからの操作では、特に違和感なく操作できる。
OS X Server搭載Mac mini「画面の共有」/「TeamViewer」の設定で「画面の共有」はWindowsから操作すると、VNCなのでVNCっぽく操作に引っ掛かりがあると書いた。Mac同士の接続なら引っ掛かりはないのだが。
そういうわけで、Windowsからの操作の場合、Chrome Remote Desktopのほうがお勧め。OS Xがデフォルトで持つ「画面の共有」よりもChrome Remote Desktopのほうがスムーズに操作できる。
Androidから操作してみる
AndroidにChrome Remote Desktopをインストール
タブレットやスマホでPlayストアを操作してもいいが、PCでGoogle Playからインストールした方が楽。
Chrome Remote Desktoupの起動
Chromeと同じ意匠の「リモートデスクトップ」アイコンがあるのでそれをタップして起動する。起動すると共有設定しているMacのコンピュータ名が表示されている。
接続
コンピュータ名をタップすると接続を始める。
PIN入力
共有操作
Android側が縦だとこんな感じ。
横だとこういう感じ。
上のキーボードアイコンを押すとソフトウェアキーボードが出る。
メニューを出してみる(右上)。Mac用のコマンドは送れないみたいだ。「Ctrl-Alt-Del」しかない。
「切断」を押すと元の一覧画面に戻る。
使ってみた感じ
AndroidからMacを操作してみると、Macで元々開いていた解像度通り?(もしくは少し低い解像度)で表示される。しかもMacよりも低い解像度のAndroidでは圧縮表示してくれず、スクロールして操作することになる。
操作は通常のこの手のアプリと逆方向に動くようになっていて大きな違和感がある。画面全体をスクロールして操作するため、マウスポインタを思った所に運ぶのも難しい。緊急避難的にちょっと動かすということであればこのChrome Remote Desktopでもいいが、恒常的に使いたいのであればTeamViewerを使った方がいい。
まとめ(暫定)
Chromeが入っているPC/Mac同士を簡易につなぐということであれば一つの選択肢ではあるが、Androidからの操作は違和感が大きくあまりお勧めできない。TeamViewerの場合は企業としての利用だと有償だが、このChrome Remote Desktopは利用者の属性によらず無償。そういう観点ではChrome Remote Desktopにも利用価値はある。また今月国内発売予定のChromebookだと、このChrome Remote Desktopは必ず動くはずなので、選択肢が少ないChromebookでも有効だろう。
Mac─WindowsだとMac標準の「画面の共有」をWindowsから繋ぐとVNC利用という事になり操作にVNC特有の引っ掛かりがある。このChrome Remote Desktopを使う方がスムーズ。TeamViewerとの操作感の違いは我が家環境では認識できない。もっと低帯域ネットワークで比較してみる必要がある。
家の中でPC─Androidでリモート接続なら、Windowsのリモートデスクトップ、Android側はMicrosodt Remote Desktop Client(RD Client)のほうがいい。一回設定しておけば、Windows側がログインしていてもログアウトしていても電源ONになっていれば使える。Chrome Remote DesktopはMacで共有ONにしたあと、ログアウトした状態で接続しに行くとログイン画面になるがパスワード入力ができなかった。電源OFFはできたが。ここらへんは追って追試する。
【Windows XPサポート終了対策】Android版 Microsoft Remote DesktopでRemoteApp接続(2013/10/25訂正あり)
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