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古いエントリのサムネイル画像がリンク切れになってたりするけど、チマチマ修正中


【Windows XPサポート終了対策】Windows Thin PCを動かす(VMware編)

歯医者行ってきた。セラミック高えぇ(挨拶)。

 

なんかご託宣が降りてきた。ちなみにご託宣を英訳すると「an oracle」だがこのご託宣はあの会社とは関係無い。 

Windows Thin PC

捨てるのはもったいない? XP移行後に残ったPCの再利用を考える - TechTargetジャパン システム運用管理

 ちょっと引用する。

Windows SAおよびVDAには、特典の1つとしてシンクライアント専用の軽量OS「Windows Thin PC」を無償で利用できます。Windows Thin PCは、「Windows 7 SP1」(正確には「Windows Embedded Standard 7 SP1」)をベースに開発されたOSで、VDIのデスクトップに接続するためのリモートデスクトップ接続クライアントとして利用できます。

 軽量OSといっても、Windows Thin PCの最小システム要件はプロセッサ1GHz、メモリ1Gバイト、HDDの空き容量4Gバイトであり、古いWindows XPマシンにはハードルが少々高いでしょう。Windows Thin PCの利点は、その軽量性よりもむしろ、サポート期限が2021年10月12日(日本時間10月13日)までと長期間にわたって安心して使える点にあります。またWindows 7 SP1がベースなので、最新のリモートデスクトッププロトコル(RDP)8.1に対応したリモートデスクトップ接続クライアントとして利用することも可能です。 

 

最初のセンテンスにある「Windows SAおよびVDAには、特典の1つとしてシンクライアント専用の軽量OS「Windows Thin PC」を無償で利用できます。」の部分、解説しておく。面倒なので解説しても分からないかも(というか説明難しい)。

Windows SAの場合、Windows等を企業などの組織で買った際、SA(ソフトウェア アシュアランス)契約をしておけばSA特典(技術サポート、自宅仕様プログラム、アップグレード権など)が得られる。

よく寄せられる質問 (FAQ) - マイクロソフト ソフトウェア アシュアランス特典 - マイクロソフト ボリューム ライセンス

VDAは仮想デスクトップというかVDIを使用する際のライセンス。Windows SAがあればVDAの購入は不要、Windows SAにVDAが含まれると考えてよい。

つまり、無償の条件が一般コンシューマには全く関係ないところに存在する。企業や公共事業体などが取得可能。繰り返すが、個人では使えない。

 

上記の通り個人では使えないのだが、評価・検証は90日ライセンスされるので今回は評価版。評価版のダウンロード、ライセンスキーは下記URLを参照頂きたい。

よくある7つの質問 Windows Thin PC 編 - Windows インフラチーム ブログ - Site Home - TechNet Blogs

 

LinuxAndroid-x86よりも、WindowsそのものであるWindows Thin PCのほうが、Windows用として作られたPCできちんと動く可能性は高い。ドライバも揃うし。そういう意味ではAndroid-x86をお勧めしつつも、どうしてもAndroid-x86で動かないPCはこのWindows Thin PCにするということで。

Windows Thin PCは英語版しかないが、リモートデスクトップでサーバや仮想PCに繋いでしまえばその中は日本語環境にできるので問題ない。

このWindows Thin PCよりもサポート終了が早いLinuxは業務用PCとしては論外。

 

あと、今日行ってきたヨドバシ横浜のソフトウェアコーナーでは、Windows 7のパッケージは売り切れてた。パーツコーナーにDSP版あるかもというポップは貼ってあったけど確認しなかった。出荷終了しているので、まあどこも在庫限りかな。で、このWindows Thin PCは英語版限定ながらWindows 7ベースというところもミソ。

 

VMwareにインストール

このOS、実PCで動かさないと意味が無いことを十分認識しつつ、VMwareで動かせばインストールの工程を全部スクリーンショットに撮れるので、まずVMware上にインストールしてみた。

VMware Player起動

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ISOファイルマウント

[参照(R)…]をクリックしてダウンロード済のISOファイルをマウントする。評価版のダウンロードは下記URLを参照頂きたい。よくある7つの質問 Windows Thin PC 編 - Windows インフラチーム ブログ - Site Home - TechNet Blogs

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プロダクトキーとパスワードの設定

評価版のライセンスキーは下記URLに書いてある。よくある7つの質問 Windows Thin PC 編 - Windows インフラチーム ブログ - Site Home - TechNet Blogs

パーソナライズ項のパスワード・確認欄に任意のパスワードを入れる。パスワードは今時のWindowsが要求するパスワード強度が必要。

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仮想マシン名とインストール場所の設定

今回は外付けのSSDにした。

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ディスク容量の指定

今回はデフォルトの60GBで作成した。後で実際のインストールサイズを見たら6GBだったので、ディスクに余裕が無いときは15GBくらいの指定で十分だろう。

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仮想マシンを作成する準備完了

この画面で[完了]をクリックするとインストール開始する。

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Windows Thin PCのインストール

何度かリブートが入りインストールが行われる。

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ここでネットワークの選択が表示されたあと、VMware Toolsのインストールが自動で行われ、そのままリブートとなる。

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インストール完了

インストールが終わると、Windows 7/Windows Server 2008系のログイン画面が出る。VMware Playerの「プロダクトキーとパスワードの設定」で入力したパスワードでログインできる。

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バージョン確認

インストール直後のWindowsリモートデスクトップクライアントとInternet Explorerのバージョンを見ておく。

Windows

評価版だからなのか製品版も同じなのかはよくある7つの質問 Windows Thin PC 編 - Windows インフラチーム ブログ - Site Home - TechNet Blogsでは分からないが、バージョンは下記。

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リモートデスクトップクライアント
  • Shell Version 6.1.7601
  • Control Version 6.1.7601
  • Remote Desktop Protocol 7.1

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Internet Explorer

バージョンは8.0.7601.17514

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インストールサイズ

上にも書いたが、ホストOS側からこのWindows Thin PCを見るとインストールサイズは下記の通り6GB。

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Microsoft Update

早速Microsoft Updateを掛けてみると84個、89.1MB。

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例によってここまでスクリーンショットが多いので、Windows Thin PCは何ができて何ができないOSなのかは次のエントリに分ける。ほなさいなら。

Microsoft Windows 8 Pro 発売記念優待版 (2013年1月31日まで:型番情報:3UR-00026)

Microsoft Windows 8 Pro 発売記念優待版 (2013年1月31日まで:型番情報:3UR-00026)

 
お時間あったら、他のエントリもクリックして頂ければ幸いです。